驚愕のウエイトを叩き出したOSP大塚選手の魚は凄かった。
房総チャプター2018第3戦の前日プラクティスの状況を書いた前回ですが、今回は試合本番からウエイイン、そして表彰式の模様を書きたいと思います。
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目次
- 1 房総チャプター2018参戦レポート
- 2 試合当日は朝から雨模様
- 3 スタートフィッシング
- 4 チェイスはあるも見切られまくる
- 5 待望のファーストキャッチ
- 6 よりとも島裏で二本目をキャッチ
- 7 痛恨のミス連発
- 8 雨・濁りとの戦い
- 9 検量~表彰式
- 10 試合を振り返って
- 11 タックルデータ
- 11.0.1 ボイル撃ち用(サイト兼用)
- 11.0.2 ロッド:SHIMANO ゾディアス270UL+
- 11.0.3 リール:SHIMANO 18ステラC2500SHG
- 11.0.4 ライン:PE0.06号にリーダーフロロ2ポンド
- 11.0.5 ルアー:ENGINE ライク2.5
- 11.0.6 パワーフィネス用(サイト兼用)
- 11.0.7 ロッド:ENGINE スペルバウンドコアSCS-66-1/2ML-ST
- 11.0.8 リール:SHIMANO 17コンプレックスCi4+C2500S
- 11.0.9 ライン:PE1.5号直結
- 11.0.10 ルアー:OSPドライブクローラー4.5(カバーネコ)
- 11.0.11 カバーテキサス用
- 11.0.12 ロッド:TDバトラーリミテッド ハリアー80
- 11.0.13 リール:Daiwa 17TATULA SV TW8.1L (オリジナルカスタム)
- 11.0.14 ライン:ナイロン30ポンド
- 11.0.15 シンカー:10g(ビーズ入り)
- 11.0.16 ルアー:ゲーリーヤマモト モコリークロー(Feco)
- 12 さいごに
房総チャプター2018参戦レポート
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
今回の試合では驚異のレコードウエイトが出ました。
優勝したOSP大塚高志さんの釣ってきた魚の3本の合計でしたが、一本が58cm3660gでもう一本が50cm2000g、それにキロフィッシュで揃えての3本合計6660g。
実は検量の時に大塚さんの二人後ろだったのですが、大きい方の魚(58cm3660g)がバッグに真っ直ぐ入らずに、残りの魚を別のバッグに入れて並んでたのが印象的でした(汗。

検量時自分の二人前に並んでいた大塚選手のウエイインバッグ。手前に見えるのがゴーマルとキロフィッシュだったのかな(?) 奥の青い方にスーパーキッカーが。バッグに真っ直ぐ入らないほどのサイズだったそうです。
さすが亀山ダムのレコードホルダーですね。もう次元が違い過ぎて大塚さんの後に検量するのが辛かったです(苦笑。
この日の試合では二位に入ったノリーズの鶴岡克芳さんのウエイトも4010g(56cm2275g含む)と凄まじかったのですが、だからと言って試合自体は決して楽な展開では無く。
むしろ全体的には厳し目で、リミットが揃わない選手も多数いるような難しい状況でした。
前日の好天から一転、試合当日は朝から雨模様で肌寒いコンディション。
その試合の流れを自分の目線でレポートしてみたいと思います。
試合当日は朝から雨模様
3時50分に目覚ましで起きて、着替えて宿で充電させてもらってたバッテリーを運び出す時にはすでにポツポツ来てたのですが、これが荷物を船に積み込む時には本降りに近いくらい降り出してました。
そして朝のタックルチェックが終わり受付~ミーティングになると普通にザーザー降りという感じで、ほとんどの選手はレインウエアを着てるような状況。
そして結構肌寒いくらいの気温でした。
今思えば防寒着でも良かったと思うくらい一日寒い雨の中の釣りになるのでした。

この時点では雨がプラスに働くとしか考えてなかったんですけどね。
実は結構やっかいな雨だという事はまだわかってなかったという…。
スタートフィッシング
午前6時30分ちょっと前くらいにスタートの合図出され、各艇一斉にスタート。
やはりエレキの機動力の差は歴然で、2機がけの選手はアッという間に他の船を引き離して行きます。
自分は遅れて野村ボートの前を通過しますが、その時点でボイル撃ちのメッカである桟橋沖には数艇が陣取って釣りを開始してました。
まあそこは気にせず、第一の目的地である藤林の立木群に向かいます。
自分の前を同じ方向、同じルートで走っていた選手の動向が気になってたのですが、まんまと自分が狙いたいスポットに入ってロッドを持ってしまいました(苦笑。
やはりこの場所に目を付けてたのは自分だけでは無かったと言う事でした。さすが房総チャプター、甘くないです。
声を掛けて少し離れた隣で釣る事を了承して頂き、狙いのスポットは外れてましたが自分もいよいよスタートフィッシングです。
チェイスはあるも見切られまくる
前日の夕方近くに蔓延していた濁りですが、水が動いたのかクリアアップしているように感じました。
水面から2mほど下にある隠れ(?)立木も目視できる状況で、自分のルアーを追ってくるバスも丸見え。
そして直前でルアーを見切るところも丸見えでした(汗。
前日は複数匹のバスが取り合うような状況でしたが、この日の朝は1~2匹が付いてくるも、最後まで口を使う事無くUターンしてしまう感じ。
雨が強くなってくると遠くは見えず、ルアーが船に近づいた時にルアーにやっと付いてくるバスも見えると言った感じなので、食わせるポイントでのワンアクションという事は出来ません。

昨日は複数のバスに取り合いをさせるように適切な距離でアクションを付けてやってたのですが、雨でそれがテキトーにやるしかなくなってしまったというか。
結局やってもやっても見切られるだけで、一時間ほどロッドを振ったのですがノーキャッチ。
雨がどんどん強くなり、そのエリアでの釣りを断念しました。
待望のファーストキャッチ
ベースリミットを期待したエリアでまさかのノーキャッチ。しかたなく本湖のカバーを目指しました。
待望のファーストキャッチは本湖カバーからだったのですが、いつものフリップではなくサイトによる一本(苦笑。
フリップしていた時にレイダウンに寄り添うようにジッとしてる個体を発見して、ドライブクローラー4.5のカバーネコをセットしてあったPFに持ち替えて放ってみたところ「バクっ」と。
これが推定700gと、やはり長さの割に痩せてるので重量は少なめだったですね。でも思わぬ形でファーストフィッシュをライブウェルに入れる事が出来ました。
よりとも島裏で二本目をキャッチ
一本目から推測する限り、カバーのバスはまだまだ回復してるとは言えない感じと判断。
夏場の元気なヤツだけではなく、奥の奥にいるまだ回復してない弱い個体も同時に狙う作戦に変更。
ただし奥の奥で食ったヤツは経験上大きくないとわかってはいましたけどね。
で、思った通り岸際の入り組んだブッシュに入れたモコリークローのテキサスにモゾモゾバイト。
フルフッキングして密集したヘビーカバーから無理やり引きずり出した個体は推定600gほど。やはり小さい。
でもまあ、一応狙い通りに二本目がライブウェルに入りました。リミットまであと一本。
痛恨のミス連発
この後2回連続でフッキングミスを犯してしまいます。
超タラレバなんですが、実は立て続けに電話が鳴って試合中という事で切るのですが、よほど大事な電話なのか切っても切っても鳴り続けたんです。
片手でシェイクしながら片手でスマホの電源ボタンを操作してるとバイトが来るというサイクル。
フッキングをしてないのでわかりませんが、カバーのアウトサイドで食ったヤツは経験上良いサイズの可能性があったと思うと悔やまれます。
でもまあ、しっかりルアーを回収してからスマホを操作しなかった自分のミスなので言っても仕方がないですが…(泣。
雨・濁りとの戦い
狙いのカバーでのバイトはそれ以降無くなり、ここからいつもの迷走ランガンが始まるのですがw、時間を追うごとに濁りが蔓延してきてるように感じました。

雨も強くなってきて、ボロレインウエアから染み出す雨水で体は冷え切ってました。
この日の雨は冷たく、気温も前日に比べてかなり低かったと思います。
水に手を入れるとまるで温泉のように温かく感じたほどでしたから。
場所によっては水面から湯気が登るほど気温と水温に温度差があったんだと思われました。
そんな状況を味方に出来ず、もがきまくった挙げ句にリミットが揃わないままストップフィッシングとなってしまいます。
今回もまた不完全燃焼となってしまいました。
検量~表彰式
リミットが揃わずキッカーも入らずでしたが、それでも二本の魚を持って検量に向かいます。
試合中は重さを測る余裕もなかったのですが、思ったよりウエイトはあって、二本で1360gの24位でした。

このウエイトでも参加56人中半分よりは上だったと言う事で、中々に厳しい試合だった事がわかってもらえるでしょうか。
検量時に驚愕のウエイトを持ち込んだ優勝の大塚さん(6660g)と、普通なら優勝してもおかしくないウエイトの二位の鶴岡さん(4010g)でしたが、三位の渡辺さんが3060gで、その下11位までが2kg台で33位までが1kg台と決して釣れ釣れな状況では無かったようです。

リミット達成率が全体の50%と数も楽に釣れる訳ではなく、自分のようにリミットメイクに苦労した人が多くいたと言う事でした。

詳しくはNBCのホームページをご確認ください。
ちなみに表彰式の最中も中々のザーザー降りで、拡声器が使えなかった関係で上位選手のコメントはイマイチ聞き取りづらい状況でした。
まあ前日からの激変という状況の中、しっかりとアジャストして時間の使い方が上手かった選手が良い成績を上げたという事になるでしょうか。
自分のように前日の釣りで良かった部分を引きずってしまったり、季節的なセオリーに当てはめようだけしているとリミットも揃わないという結果になってしまったという事でした。
そんな房総チャプター2018第3戦でしたが、冷たい雨の中参加された選手のみなさん、会長はじめ運営スタッフ役員の方々、そしてつばきもとボート様、今回もお疲れ様でした。
試合を振り返って
今回の試合を自分的に振り返ってみると、翌日が激変する事を誰もがわかってる状況で、その変化に対しての対策が不十分だったのだろうと言う事でした。
「時期的に雨がプラスに働くだろう」と言う先入観が今回の最大の敗因だったように思います。
ココ数年自分自身良い釣りをしていた事が頭から離れず、カバーに期待しすぎてしまったのかなぁ、と。
反対に収穫としては、プラを通してカバーフリップ以外の釣り方を広げられた事かと思います。
ボイル撃ちはもちろんですが、サイトでも何とか魚に触れたし、パワーフィネスでも段々魚に触れるようになってきました。
今年から力を入れているスピニングタックルが少しずつですが機能してきたのかな、と思ったりしてます。少しずつですが…。
タックルデータ
釣れないヤツのタックルなど興味ないかもしれませんが一応…
ボイル撃ち用(サイト兼用)
ロッド:SHIMANO ゾディアス270UL+
リール:SHIMANO 18ステラC2500SHG
ライン:PE0.06号にリーダーフロロ2ポンド
ルアー:ENGINE ライク2.5
パワーフィネス用(サイト兼用)
ロッド:ENGINE スペルバウンドコアSCS-66-1/2ML-ST
リール:SHIMANO 17コンプレックスCi4+C2500S
ライン:PE1.5号直結
ルアー:OSPドライブクローラー4.5(カバーネコ)
カバーテキサス用
ロッド:TDバトラーリミテッド ハリアー80
リール:Daiwa 17TATULA SV TW8.1L (オリジナルカスタム)
ライン:ナイロン30ポンド
シンカー:10g(ビーズ入り)
ルアー:ゲーリーヤマモト モコリークロー(Feco)
さいごに
さて、フラストレーションが溜まる展開が多い今季の試合ですが、これは練習不足はもちろんですが、試合感みたいなものも鍛えていかないとダメなんですよね。
なにかもう一種類ローカルトーナメントのシリーズに参戦したいな…、などとも考えてる今日このごろです。
では。

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