リールパーツを極力傷める事なく作業するための専用ツール。
ベイトリールのハンドル交換やオーバーホールの際に重宝するトラストレンチをご存知ですか。
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リールメンテナンスには専用ツール
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
ベイトリールの手軽なカスタムとしてハンドルの交換があります。
パワー系のルアーを巻く為にロングハンドルに交換するとか、単純に軽量化のために社外品のハンドルに換えるとか。
その時にハンドルを固定しているロックナットを緩める専用ツールがHEDGEHOG STUDIOからリリースされてるのをご存知でしたでしょうか。
それがTRUST WRENCHI(トラストレンチ)VER.3なんです。
自分がデザインしたモデルはマイナーチェンジを経てバージョン3となります。
トラストレンチの精度
このトラストレンチのコンセプトですが、ベイトリールのハンドルロックナットを極力傷めずに繰り返し使いたいというもの。
なので精度にはメチャメチャ気を使ってるんですよね。
ちなみにロックナットもカケヅカさんちの工場で作ってるので、その精度には自信があります(エッヘンw)。
1/100mm以下の精度で削るのは中々大変で、かつては数百作ったものが全滅なんてことも(汗っ。
かといって安全に緩く作ってしまうとフィット感が無くなってしまうし…。
機械は意外と再現性無いので、都度精度の出しなおしで段取り&プログラムするんですよ。
まあ微調整レベルではありますが。
一粒で二度おいしい
HEDGEHOG STUDIOのトラストレンチは六角穴が両側にありますが、それぞれ寸法が違います。
10.0mmと10.2mmの設定で、ナットによって寸法が違う場合がある事を想定してます。
Daiwa・SHIMANO社のベイトリールには10.0mmの方でピッタリな事が多いですが、Abuの場合は少し大きい場合もありますので、その場合は10.2mmでやってもらえればと思います。
各社カスタムパーツメーカーさんで出しているハンドルロックナットの場合は10.0mmでほとんど入るようですね。
HEDGEHOG STUDIO製のハンドルロックナットは10.0mmがベストマッチになってます。
弱い材料
ところでこのトラストレンチ、あえて弱い材料を使ってるんですが、なぜだと思いますか?
このレンチで外すハンドルロックナットの方はアルミ合金であるジュラルミンで作ってるので、同じかそれ以上の強度のある素材にしてしまうとロックナットの方が負けてしまうんですよね。
そんな訳で製造工程で切り粉の噛みキズというか、打痕が目立つので不良率はそれなりに高いです(苦笑。


硬い材質のものだと切り屑も細かいのでこうした打痕にはならないのですが、そこはもう仕方が無いですね。
リールに付くパーツの方が大事ですからね(笑。
最後に
この手の専用ツールですが、絶対に無ければいけない訳ではありません。
でも、あると作業が捗るし、リールメンテナンスやカスタムが楽しくなると思うんですよ。

ひとつ持ってると便利に使えますので、ご自分でリールメンテナンスをする方はぜひ一本手元において頂けると嬉しいです。
今なら全11色揃って1480円とまずまず高くはないお値段だと思うのですが、どうでしょうか。
購入はこちらから【新色入荷!】HEDGEHOG STUDIO トラストレンチ Ver.3
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