今期の房総チャプターも全日程が終了しました。
自分はそこで全く釣れなかった訳ですが、それでも魚が見えてなかった訳ではありません。
タラレバ全開で愚痴&言い訳します(笑。
【ページへのいいねかツイッターフォローしてもらえると毎日最新記事をお届けできます】
プラクティスの方法
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
今期途中から前日のプラクティスではフックを折ってカバーを探るようになりました。
やはり小さなスポットでは前日に魚を抜いてしまうと翌日が無いと痛感していたからです。
それが良い結果に結びついた事もありますがデメリットもあって、魚を見ないのでサイズ感とか食い方を把握しきれないんですよね。
それはこれまでの経験から、「今のはデカそうだな」とか、「今のはバイトが深かったな」みたいな判断で翌日のアプローチを決めています。
それが今回は判断を間違えて、前日と同じ感覚でアプローチしてしまった事が敗因の一つとなったように感じています。
見えていた前日プラクティス
前日のプラクティスではカバーで結構バイトが取れていました。中には加えたルアーを中々離さないヤツもいたので、バイトは深いと思い込んだんですよね。
そしてバイトの種類ですが、これまでの経験からコツンと小気味良いバイトの出方は小さい固体である事が多いんですよ。
対してグイっと咥えて潜るような固体は良いサイズな事が多いです。
今回はその両方あり、自分の結論としては全体的にカバーのバスの活性は高い、と踏んだんですけどね。
そして水没してるカバーの沖目でバイトがあった時はキッカーの可能性が期待できるので、そいつを狙うなら船を岸ベタに付けて沖に向かってのアプローチから入るのが正解だとも思ってました。
ただし、スタート直後は多くの船の引き波で沖目の水没ブッシュでは出ないだろうと予想して、岸ベタ作戦は日が昇ってからにしようと考えてしまったんですよ。
それが間違いの元になったんですけどね(汗っ。
試合当日の朝イチ
試合開始直後、今回は松下ボートからスタートという事で、本湖のカバー狙いの場合は引き波の影響をモロに食らってしまいます。

この引き波が吉と出る時もあって、過去には松下ボートの対岸の竹ブッシュから開始5分以内にキッカーが入るという展開も経験してます(もちろんテキサスのフリップ)。
この展開は本命スポットを引き波が引くまで温存するという意味と、引き波で水がかき混ぜられてベイトが暴れる事でバスにスイッチが入る事を期待した作戦なんですよ。

まあ、それは他の選手の人もわかってる事なんですけどね(笑。
でもこの日は前日に反応があったスポットをいきなり攻めてしまいました。
じつは朝の準備にもたついて、スタートの号令に間に合わず焦ってしまったんですよ。
自分の準備不足がいけないのですが、ここで微妙にリズムが狂ってしまいましたね。
自分のタイミングとしては、松下ボート対岸のブッシュは引き波がまともに当たる時が一番狙い目だと思ってるので、自分が桟橋を離れた時にはもう手遅れだと思ってしまったんです。
なのでその先の水没しているブッシュから釣り始めたんですよ。
ファーストフィッシュが木化け
前日反応があったブッシュからフリップを始めますが、本当なら岸ベタに船を付けて狙うスポットだったんです。
それを引き波を考えてしまい、沖にポジションを取ってバーチカル気味に狙ってしまいました。

それでも釣れる自信があったのですが、その時はバイトが出せません。
で、何も考えずブッシュのインサイドにそのままフリップしたら、そこで生命反応。
待ってましたとばかりにフルフッキングしたのですが、そこで生命感が無くなってしまいます。
でもロッドを戻してやるとグイグイ引っ張られるので、魚はまだ付いている、と。
そこで船ごとオーバーハングに突っ込んでやりとりするのですが、どうしても魚まで届かない。

そうこうしてるうちにラインから生命反応が消えて、おまけにめったにやらないシンカーロストという失態。
これは枝の状態を確認して、船を回り込ませてからアプローチしなければいけない場面だったんですよね。
適当に何も考えずにフリップしてしまった自分の判断ミスでした。
ここで一本ミス。
二回目の木化け
その後本命のスポットに珍しく先行者が入ってまして、ミスの後にリズムが狂うのがイヤだったので、島の反対側まで移動を決意。

大好きな水産センターの桟橋から続くストレッチの張り出しを攻めます。
でもこのスポットは水没してから結構時間が経ってるので、以前ほどの威力は無くなってるんですよね。
でもタイミングが合えば今でもキッカーが出る可能性があるので、気分転換で入ってみました。
そこでも一番沖に張り出してる枝にラインを持たせてシェイクするも無反応。そしてあろう事かシンカーをスタックさせてしまいます。
でも、どうやら水中に放置されたラインに絡んだらしく、引っ張り合いなら30ポンドを使ってるこっちが負ける訳ない、と思ったのですが、どうもラインが切れないままなので、仕方なく回収しに船を近づけました。
そしてラインを回収して、もうブッシュの上に乗ってしまったので一旦スポットを休ませるために移動を考えたのですが、そこでも岸に向かってフリップしてしまいます。
ただここは人工的に切り倒されたスポットなので、枝がすべてこっちに向かって生えてますから、岸に向かって撃っても木化けは無い、はずでした。
そして何故か?、その岸際でバイトが出ます。
それをフッキングするも謎の木化け。
このときの意味は本当にわからなかったのですが、無理やりな考えでいくと、沖のブッシュに船が乗ってしまったのでそこのバスが岸に向かっていったところに丁度フリップしたのかも知れません。
いや、わかりませんが。
とにかくこの時点で二回の木化け、そして朝のフレッシュな時間帯に未だライブウェルは空という。
そうこうしてるうちに日が差してきます。
ここで二本目のミス
ヤツが来たっ!
まだまだ試合の残り時間はたっぷりありますので、さっき先行者が居た得意のスポットに戻ってみると、やっと入る事が出来ました。
そこはある程度規模が大きいので、上手くすればこのスポットだけで複数匹抜く事も不可能ではありません。
事実前回の試合では時合いを読んで5連続バイト、ミス絡みでも2キャッチ、一本は1500オーバーのキッカーでしたから。

それを踏まえて慎重にアプローチを開始したその時でした。
バッサー!?
これまで一度も被害を受けた経験が無かった自分ですが、初めてヤツの襲来を食らってしまいます。
空から前触れも無く狙ったカバーの近くに舞い降りたそいつは、今話題の鵜でした(滝汗。
自分が想像してたのと全然違う襲来に、さすがに心の準備が出来てなく、超絶ビビリまくり。 思ってたのと違うっ!
スイスイと泳いで近づいてくるものだと思ってたのですが、まさか空から直接船の横に舞い降りるとは完全に想定外でした(汗っ。
そして無断で?船に乗って来ようとするので、ハリアー80を振り回して追っ払おうとすると、その場でカバーの下に潜りやがります(ガビーン!)
そしてカバーを潜り抜けて反対側から浮上してきて、またそのあたりをウロウロと泳ぐんですよ。
これはもう釣れないだろうな…、という確信でテンションはダダ下がり(苦笑。
ちなみにこの日の試合前のミーティングで会長から、鵜が保護鳥に指定されており、むやみに危害を加える事はできないという旨の話を聞いてたので、直接的な撃退は出来ませんでした。
鵜の方もそれがわかってるが如く、何度も船の周りをウロウロ、時にその場からバシャバシャと飛び立ち、そしてまたバッサーと舞い降りてきます。(あまりの出来事に写真撮れませんでした…)
これには本当に苦しめられました(泣。
事実上のノーフィッシュ
試合前半は自分の判断ミスからの木化けと鵜の襲来で完全にリズムを崩してしまいます。
それでも途中から何故か鵜の攻撃は止み、その後は何とかメンタルを立て直して攻めますが、どうにもバイトが遠く、たまに反応があっても食いが浅いのかフッキングまで持ち込めません。
そしてラスト一時間を切ってライブウェルは空のまま。
せめて一本何とかしたいと言う思いで、最後の集中力を絞りだします。
本命のカバーの濃い部分に打ち込んだモコリークローに明確なバイト。

しかしフルフッキングするもスタックしてしまいます。これで三度目の木化けか!? さすがに三回も木化けはマズい(汗っ。
テンションを緩めるとグイグイと生命反応が。 これは何としても獲りたい!
ロッドを水中に突っ込んだり、ラインをもって手を突っ込んだりして何とか魚が出てきました。が!
あろうことかキーパーあるか微妙なサイズの小バス君じゃないですか(泣。
攻める気持ちが強すぎて、岸際の込み入ったカバーの中に無理やり落とし込んで得たバイトだったんですよね。
考えてみれば、そういう岸際の濃いカバーの中からビッグフィッシュが獲れた事って無いんですよ。
やはり大きい固体は沖目の水深があるスポットで獲れる事がほとんどなんですよね。
それでも一応キープはしましたが、その後が続かずストップフィッシング。
帰着した時に無意識にゼロ申告してました。
この事についての賛否はあると思いますが、今回に限ってはご容赦ください。
房総チャプターはこれが最終戦で、自分は年間ランキングも全く関係ないし、検量したところで明らかにポイントは無かったですからね。
最後に
2015年から参戦を始めて今期で丸三年が過ぎましたが、年間ランキングは36位と去年より大幅にダウンしてしまいました。
まあ5戦中2戦でノーフィッシュしてたのではこの結果も当然です。
でも去年も2戦ノーフィッシュで13位だったんですけどね(苦笑。
今期は一度もお立ち台に上がれず、見せ場が作れなかったです。
それでも三年続けてきて自分の強みと課題はハッキリしてきたので、これを来年以降にどうつなげるのかが勝負の分かれ目でしょうか。
今回は不運もあったように思いますが、でも不運とかミスは選手全員がそうなんですよね。
その上でのこの順位ですから。
これが今の自分の本当の実力なんだと思います。
環境の問題もありますが、もっと練習して来期はひとつでも上に上がれるように頑張ります!
ダラダラとタラレバに付き合って頂きありがとうございました。
終わります。
合わせて読みたい
● 房総チャプター2017最終戦を終えて 年間優勝はDSTYLE馬場孝介選手
● 【まとめ】チャプター房総(亀山湖)で上位になったルアー達 2015年~2017年
