2017年に待望の安価なフリッピング用ロッドとして登場したSHIMANOエクスプライド1711XH。
しかし思ったようにバイトを得られずに未だに釣れてません。
その理由が段々明確になりつつあります。
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ロッドの長さの意味
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
かれこれ15年ほど使い続けている初代ハリアー80ですが、釣れるようになるまでには結構時間が掛かった記憶があります(笑。
勘と勢いだけで中古品を購入したのですが、最初は全然使いこなせずにただの物干し竿状態でした。
このロッドの長さの意味を理解するまでに2シーズンくらい掛かかりましたね。
矛盾してるように聞こえるかもしれませんが、この長さは近距離を釣るためのものだったんです。
それがわかってからは、このロッドでなければ獲れない魚を沢山釣りました。

長さと硬さのバランス
ところでエクスプライド1711XHですが、ハリアー80とほぼ同じ長さなんですよね。

なのになぜハリアー80では釣れてエクスプライド1711XHでは釣れないのか?
単純に使い慣れているハリアー80ばかり使ってしまうと言う事はあるのですが、それ以外にも明確な理由があります。
それは亀山湖では少々使いにくい部分があると言う事ですね。
まずロッドの重さですが、エクスプライド1711XHの場合ロッドの全体重量バランスがブランクスに寄ってると思うんですよ。
そして自分の良く使うテキサスリグのシンカーは8.8g~10gなんですが、それだとエクスプライド1711XHには軽く感じてしまうんですよね。
ただでさえハリアー80より約30gも重いのに、バランスがブランクスに寄ってると細かいシェイクはやりにくいです。
もちろんそれを想定して作ったロッドではないのだと思いますけどね。
アメリカでガチのフリッピングをやる事を想定してるらしいので、肉厚で頑丈なブランクスなんだと思います。
それに比べるとハリアーはやや華奢に感じますからね(笑。

亀山湖のカバーの質
もう一点イマイチ自分的にエクスプライド1711XHが亀山湖に合わない理由が、カバーの質と関係してると思います。
良くヘビーカバーと言いますが、その種類はフィールドによって違いますよね。
これが琵琶湖のようなウィードやマットカバーならロッド全体にパワーが必要だと思います。

でも亀山湖の場合はウッドカバーが中心です。

自分の勝手なイメージですが、琵琶湖のウィードやマットカバーはバスとの引っ張り合い、つまりパワー勝負のように思うんですよ。
それが亀山湖のカバーは硬い木や竹が中心で、密に入り組んでいて無理やり出そうとすれば木化けしやすいんですよね。
そもそもパンチングのように、ウィードマットを貫通させる目的で重いシンカーを使う必要はないですから。

意外と軽いシンカーでも入り組んだウッドカバーの中までルアーを入れられますしね。
そういう意味ではロッドパワーは程々で良いと考えてます。
つまりエクスプライド1711XHは亀山湖では完全にオーバースペックという事になってしまってますね。
いや、あくまでも自分の釣りで、と言う事ですが(汗っ。
理想のロッド
ではどんなロッドが亀山湖でのフリッピングに最適なのか?、と言うと。
まず長さはマックスまで長いほうが望ましいです。
これは超接近戦の時になるべく広い範囲をカバーするためですね。
そしてそれなりに軽いシンカーでのテキサスリグを扱うにはブランクスは軽い方が良いです。

自分のようにロングシェイクで魚を呼ぶタイプの釣りが好きならティップは繊細さが欲しいので、できればエクストラファーストテーパーのブランクスが欲しいですし、ナイロンの30ポンドを使うならガイドは大きい方が良いです。
そして最近思う事ですが、マイクロガイドでブランクスに対して沢山セットしてあるよりも、昔の大きくてガイドの数が少ない方がワームが良く躍ってくれるように感じてます。
もちろん水深のあるカバーから魚を浮かせられるだけのベリー~バットパワーは最低限必要ですね。
まあ、これに限りなく近いのがハリアー80であり、逆にハリアー80に最適な釣りを自分がするようになった、とも言えるのかもしれません(笑。
最後に
ハリアー80は絶版なので、今後新品が手に入る可能性は極めて少ないんですよね。

なのでこれからはロッドの自作も視野に入れて今のスタイルの継続を考えていかないとダメだと思ってます。
そして市場には段々と安価なフリッピングロッドが登場してきてますよね。
エクスプライド1711XHもフリッピングロッドとしてはかなり安いですし、テールウォークのフルレンジにも711Hというモデルがラインナップされてます。
(フルレンジのフリッピングロッドはちょっと気になってます)
いまどきのロッドはほとんどがセミマイクロガイドセッティングなのでハリアー80とは微妙に使用感が違うのですが、新しい使い道が何となく見えてきてますので、そのへんは実験を繰り返してブログで公開していけたらと思ってます。
まあノーシンカーフリップは絶対アリだと思うので、それには良いと考えてるんですけどね。
そんな訳で亀山湖でのフリッピングロッドについてはこれからも研究を続けたいと思います。
そんな感じのお話でした。
おわります。
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