先日3月22に行われたチャプター房総2017開幕戦のレポート記事です。
前半では前日プラクティスデーの様子を書きましたので、今回は本戦の状況と上位選手の釣り方などを紹介します。
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目次
晴れのち強風予報
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
さて、前日のプラクティスではカバーに活路を見出すべく心中を覚悟するという、結局いつものパターンしか思いつかず(笑。
しかし自分の中でキモは押さえたつもりで挑んだ本戦でしたが、結果は見事に玉砕ノーフィッシュ。
それについてはこの後詳しく書かせてもらいますが、まずはこの日の状況から。
朝の受付からスタート直後までは非常に穏やかな晴れ。
風はほとんどなく、しかし九時頃から強風の予報。
前日水没させてしまったタックルが唯一のライトリグ用だったため、この日はカバーがダメならアウトという背水の陣でした。
予報通りの強風
その後予報通りに風が強くなってきました。
自分はカバーに船を突っ込むといういつもの展開だったので、むしろ強風は歓迎だったのですが、オープンウォーターでディープをやっている選手の方は苦労されたのではないでしょうか。
亀山のような山上湖のリザーバータイプは風が一方向からだけ吹くという事はなく、コロコロと風向きが変わるので、エレキ操船は結構シビアなんですよね。
でもそこはチャプター房総ですから、皆さん高い操船技術をもってます。
自分がそう見えてるだけかもしれないですが、みなさん涼しい顔で普通にライトリグを操ってるように見えました(汗っ。
ワカサギパターン
この日の上位選手に共通してるキーワードがワカサギでした。
この時期のメインベイトであり、ワカサギの動きを的確に読んだ選手が上位にきていたように感じましたね。
そういう自分は魚探の設定がうまくできずにベイトフィッシュの動きをまったく把握してませんでした。
その時点で勝負あったのかもしれません。
この日のワカサギは時間とともに水深が変わり、時間とともに釣り方を変えてアジャストできた選手が上位にきましたね。
そのベイトの追い方は自分には到底できない別次元の話に思えました。
はたして今後の練習で理解できる日はくるのでしょうか。
上位選手の釣り方
とにかくローウエイト戦だった今回。
優勝ラインが1800g弱とは予想してませんでした。
ただウエイインが30名というのも予想外でしたね。
やはり年間ポイントランキングを争う意味でも初戦から可能性を消したくないですからね。
そこはみなさんなんとか一本を獲るのに必死だったんでしょう。
もちろん自分もそうだったのですが、力及ばずでした。
それでは五位までの方の釣り方です。
優勝の木本さん
表彰台にあがった中でこの方だけが折木沢上流で釣ってきましたね。
優勝ウエイトが1795g、これが二本のウエイトですからすごい!
風神スパイダーを浮きゴミに絡ませて狙ったとの事。
ちょうちんのようにしたり、表層を引いたりという事だったようですが、これはもしかしてご本人にしかわからない世界があるのかもしれません。
ちなみにこの方、この日はじゃんけん大会でノリーズのロッドもゲットされてました。
釣りだけでなく、じゃんけんも強い!
二位板山さん
↓ちゃんと映ってる画像がなくてすみません(汗っ。
二月に同船させてもらった亀山ダムのプロガイドでもある方です。
本湖エリアとよりともボート周辺、押込橋下、湖上ステージと呼ばれる浮き漁礁的なものの周りを狙ったようですね。
ルアーはハンクル・ザッガー、HUシャッド60SP、1.3gジグヘッド-フラッシュJ3インチ、1.3gジグヘッド-ハイドアップスタッガーオリジナル2インチ
釣り方はミドスト、巻き、トゥイッチの他に魚探に移ったベイトに対してシューティングもしていたようです。
この日はトータルで7~8本は釣ったとの事。
表彰台ではワカサギが昼に差して来る事を狙っていたとまで公言されてましたね。
ちょっと理解不能な次元で、もはや一般人の自分には訳がわかりません(笑。
今回も四日間プラクティスをしている努力の賜物ですね。
それにしても優勝の木本さんとは5g差の1790gと惜しかったですね。
もしも同ウエイトなら昨年の年間成績が上だった板山さんが優勝という事だったんですが。
まさに紙一重(笑。
三位渡辺さん
エリアは 笹川(どんどん下流)2mくらいとの事。
エコスワンプJr-スカッパノンの0.4gネコをシェイクした後に放置 しておいて、バスに見つけてもらって食わせるという方法だったそうです。
この方も二本でのウエイインで1605gとナイスサイズのバスを釣ってこられました。
やはりみなさんバスとワカサギの動きを掴んでたらしく、渡辺さんのまわりも人が沢山いて身動きできなかったようですね。
自分もどんどん周辺が良いという情報は前々日に行われたローカルトーナメントの結果で知ってたのですが、それを追いかけるスキルは持ち合わせてませんでした(泣。
その中で、周りの人が移動して自分だけになったタイミングで二本釣れてくれたとの事らしいです。
シェイクしたあとに完全放置、自分にはまったく異次元の釣りに思えます(汗っ。
さすがでした。
四位馬場さん
じつはこの方と朝のボートが近くになり、少しお話させてもらったんですよ。
その時は自分もテンパッてて気が付かなかったのですが、なんとあの馬場さんだったんですね!
SNSで良く見る、亀山ダムのスーパーロコとして有名なDSTYLEの馬場さんだったとはビックリでした。
そういえばトーナメントシャツがDSTYLEだったし、トキタボートさんからの出船だったので良く考えれば気付くはずだったのに…(汗っ。
でもこれまでNBCの方には出られてなかったので意外でした。
今回このブログを見てくれて、NBCトーナメントのルールなどについて参考にしてくれたみたいです。
で、本戦の釣り方ですが、笹川中流の4~6mをエコレッグワームDS、DSTYLEシェイクシャッド3インチジグヘッドとの事。
インタビューではワカサギのレンジが変わったのに合わせてダウンショットとジグヘッドを使い分けたそうです。
簡単そうに言ってましたが、それって超絶難しい事ですよね。
勉強になります。
五位鶴岡克則さん
ある意味今試合で一番意外だったのがこの方でした。
過去2年連続で開幕戦を優勝してるのですが、今回は減水の影響で折木沢上流が不調だという話だったんですよね。
この方の勝ちパターンは折木沢上流のプールと呼ばれる最上流エリアでのサイトフィッシングなんですが、今回はそれを封印された形でした。
それでも本湖でシャッドを巻いて表彰台に立ってしまうところが凄い!
エリアは屋敷跡と呼ばれる本湖の中州のような場所ですね。
そこでスクワレル61(オイカワカラー)の早巻きで、ブレイクに当たったらステイさせるやり方だったそうです。
この方も二本でのウエイトですね。
やはり今年も年間タイトル争いの中心になってくるんでしょうね。
上位入賞者のみなさんおめでとうございます。
自分の釣り方
さて、最後に今回の自分のプランをお話させてください。
まあノーフィッシュだったヤツの話なんて興味ないかもしれませんが、一応このブログの管理人なんで(笑。
前日のプラクティスでの感触はカバーでポロポロ獲れるというもの。
まあいつもの展開なんですが、ちょっと違うのは最初の一本が釣れたのがカバーの際奥だったという事。
これはプレッシャーからなのか、それとも手前の動く水を嫌っての事なのか。
で、その後はフックの先端をペンチで曲げて、フッキングしないようにしたテキサスで探っていくと、同じような感じでバイトが確認できたんですよ。
エリアはほぼ本湖の水産センター島まわり、特に水深が深いカバーは不発でした。
これは初夏から秋にかけて良くなってくるのですが、今は5mくらいのカバーが良いと感じたんですよね。
で、当日はやはり先行者がいて、中々入りたいスポットが空かなかったんですが、他の場所をやりながら移動してくれるタイミングを計って何とか入れました。
で、ほぼ一投目でバイトがあり、渾身のフッキングでしたがブッシュの中から魚を出せず。
ラインを緩めると「クンックンッ」と頭を振ります。
サイズはわかりませんが、それほど小さくもないような、そうでもないような。
でも間違ってもゴーマルとかではないと思います(笑。
で、楽観視して、昨日の調子ならまだ釣れるだろうと思ってしまったんですよね。
これが運のつきで、その後は終了までノーバイトになってしまいました。
朝の貴重なバイトを体を水に突っ込んででも獲る、という気迫が足りなかったのかもしれません。
でも長年の経験から、あれは出てこなかったと思うんですよね。
近づいてみたら、「良くルアーが入ったな」と思うほどの隙間でした。
まあ、いつもそんなところを狙ってるんですけどね(笑。
一応タックルデータ
ロッド:ハリアー80
リール:SHIMANO13メタニウムXG(HEDGEHOG STUDIO・アベイルフルカスタム)
ライン:APPLAUD(アプロード) GT-R ULTRA 30lbs
ワーム:ノリーズ Fエスケープリトルツイン(スプレイドグラス)
フック:デコイ・キロフックハイパー#1
シンカー:バレーヒル・5/16oz(シンカーストッパー&ビーズ)
ちなみにこの一本を獲れずにラスト一時間になった時。
ゴーマルを飛び越えてロクマルを狙うべく藤林の立ち木群でガンタレルを巻いたのですが、まったくやり切れずに10分くらいで戻ってくるという。
結局目星をつけていたカバーをローテーションするもバイトが無く、三年連続開幕戦ノーフィッシュという屈辱を味わう事になってしまいました。
それでも過去二年はまったくのノーバイトだった事を考えると、まあ半歩前進というところでしょうか(笑。
気持ちを入れ替えて残りの試合を全力で頑張ります!
終わります。

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