なんとかお盆前に間に合いましたね、といってもブラックだけですが(笑。
AbuREVO LTX-BF8用オフセットクラッチがアルマイト処理してあがってきました。
まずは先行してブラックからです。
カラー展開していく予定はあるのですが、お盆休みの関係で、カラーアルマイトはできないんですよ。
アルマイトも奥が深いというか、まあいろいろと事情があるようで…。
でも、なんとかブラックだけでも上がってきてよかったです。
【ページへのいいねかツイッターフォローしてもらえると毎日最新記事をお届けできます】
ボディーに合わせて

みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
最初の一色に選んだのがブラックというのは16REVOシリーズのボディーカラーに合わせてみたんですよ。
2016年モデルのレボシリーズはすべてボディーがブラックベースですよね。
それと、正直大人の事情で全色ラインナップするのが無理だったんですよ(汗っ。
じつはまだプロト段階で、もう少し改良が必要なんです。
見た目はまったく変わる事はありませんが、細かい部分の修正が必要なんです。
使用とは全く関係ない、アルマイト処理の工程に関する問題ですね。
だから今回まずは一色で試してみた訳です。

それで選んだ色がブラックという事ですね。
使う上での拘り
今回のクラッチはコダワリましたね。
当初はもっとブランキングを沢山入れてデザインも凝ったものにしようと思ってました。
↓ ボツデザイン

でも、指が当たる部分が痛いんですよね。
本当は全くブランキングしないのが指触りが良いんですが、何もないというのも寂しいので(笑。

で、操作のジャマにならない程度のシンプルなピンホールにしました。
そして左右兼用のデザインなんですが、右手でクラッチを切る事に特化してるとも言えます。

もちろん左手で切っても全く問題ないですけどね。
ただデザインの問題で、右手で切る事を前提にしてるように見えるんですよ。
これも正直、コスト削減の意味合いが強いんです(泣。
左右両側ずつ作ると単価が大幅にアップしてしまうんですよ。
ミラーになってるので、マシンのプログラムはだいぶ楽ですが、そのあとの管理が大変で。
まだまだ弱小メーカーなので、そのあたりはどうかご容赦ください。
すごく売れてくれれば左右どちらも作れるかもしれませんが、今は少量作って様子を見るという感じです。
コダワリその2
今回一番こだわったのがクラッチとスプールの間のスペースです。
クラッチレバーとスプールはなるべく近い方が操作性が良いんですよ。

でもこれはリールによって出来るモデルと出来ないモデルが存在するんです。
自分の好きなSHIMANO系のリールはボディーに補強が通ってて、物理的にクラッチをスプールに寄せられないんですよ。(もちろん指アタリは気持ち良いですよ)

それが、今回のレボシリーズはかなりスプール近くまで寄せる事ができるんです。
迷ったのですが、思い切ってトライしてみました。
これが吉と出て、使用感は過去最高レベルに仕上がりました。
↓かなり攻めました(汗っ。

プロト段階のものをフィールドでインプレッションした時から、今回のクラッチの良さは実感してます。
正直、仕事だから使ってたリールでした。
でも良いパーツが出来てしまうと普段も使いたくなってしまいますね(笑。
お盆前には出荷できると思います。
まあ作った人間の自己満足かもしれませんが、良いものなので宜しくお願いします。

初めてメールさせていただきます。いつも興味深い記事を参考にさせていただいております!
凄く気を使われているのがわかる文面で、欠塚さんの優しさがひしひしと伝わります!
リールのクラッチの説明なのですが、クラッチを「切る」と「つなぐ(?)」がベテランの人にはわかるのでしょうが、僕はよく読まないとごっちゃになってしまいます????
これからも説明を拝見し続けたいのでどうにか分かりやすく書いて欲しいです。お願いいたします。
コメントありがとうございます。クラッチを切る切らないは難しい表現でしたね。スプールをフリーにする、と言った方がわかりやすいかもしれません。
今後はもっとわかりやすく説明できるように考えますね。
申し訳ありません、私の理解不足でした。
クラッチの説明、全く問題なく、わかりやすいです!
「右手でクラッチを切ることに特化してる」を、パーツの形状から、右手ならスタードラグにより深く中指が掛かり、クラッチを戻しやすい。ということなのかなと勘違いしました。
レフティーなもので、そこが気になっていました。
ご丁寧な返答、ありがとうございました!
製品も信頼できるものと確信します!