キャスティングの基本って
フルキャストですよね。

みなさんは自分が持ってるロッドで
フルキャストしたことありますか?
ロッドとリールの相性って
フルキャストするとわかったりするんですよ。
遠投大会
その昔、自分がまだ20代のころ、
仲間内で遠投大会みたいなの
よくやりました。
飛ばすために重いシンカー付けて
ライン細くして長いロッドで
フルキャストするんですよ。
でもあんまり飛ばなくて。
ベアリングを精度の高いやつにして、
中のグリスを抜いてカラカラにして。
手でスプール回すと一分くらい
まわってるんですよ。
でフルキャストするとスーパー
バックラッシュ。

距離を出すのってそうゆうことじゃ
ないんだなって。
結局6フィートくらいのロッドに
普通の1/4オンスくらいのシンカーが
一番距離出たりしてね。
タックルの性能を計るバロメーター
そのロッドの性能を把握する
一つの方法がフルキャストしてみる
ことだと思うんですよね。
でも実際やってみると、
難しいですよ、フルキャスト。
おそらく最初はおっかなビックリ
投げると思いますよ。

で、馴れてくると思いっきり
振れるようになってきます。
そのとき気持ちよく投げられて、
遠くに飛ばせる重さがそのロッドの
性能を生かせる重さです。
ヘタに重いシンカーで投げると
無理なのわかりますから。
それが硬い打ちもの系のロッドでも
適切な重さと形状のものを投げると
ちゃんと飛ぶんですよ。
それがそのロッドに合う重さと
形状なんでしょう。
フルキャストできれば中級者以上
初心者ってフルキャストできないと
思います。
逆にフルキャストできないと、
それはもう初心者ということになります。

投げやすいロッドって確かにありますよね。
でもそのロッドが投げやすいかどうかも
普段フルキャストしてない人には
判断できないでしょうね。
フルキャストって大事ですよ。
距離感つかめない人って
フルキャストしてないから
わからないんじゃないですか?
自分が使い込んだタックルって
フルキャストでどこまで飛ぶのか
把握してます。
だからフィールドで距離感
計れるんですよ。
沖でボイルが起こったとします。
今もってるタックルでフルキャストすると
届くのかどうかわかりますからね。
ロッドをもっと曲げないと
ロッドを曲げないキャストで
狙ったスポットに入ったとします。
いくらやさしくアプローチしてやっても
ルアーが天ぷらキャストでは
不自然な着水音になってしまいますよね。
そうゆうキャストって釣れないんですよ。
フルキャストすると、
意外なほどロッドって曲がりますよ。

これは硬さやテーパーに関係なく
曲がりますね。
その感覚がわかるとショートキャストでも
ロッドが曲げられるようになります。
サイドキャストで着水音をまったく
させないキャストができるように
なりますよ。
キャストがうまい人って
ホントにロッドがすごくしなってますから。
これはたとえピッチングでもそうです。
フリッピングなんかけっこう曲がってますよ。
うまい人はフルキャストしてる
例えばスキッピングって
フルキャストですからね。
豆腐を崩さずに、
その上にルアーを乗せるというのも
フルキャストしないと無理でしょうね。
いくらフワッとやさしくキャストしても
豆腐はくずれますよ。
豆腐の上まで低弾道でフルキャストして、
その真上でサミングしてやらないと
崩さずにルアーを乗せることは
できないですね。
同じ原理で、
空き缶の上にルアーの乗せるキャストで
まったく音を出さずに乗せる、
というのもあります。

これもフルキャストで缶の真上まで
投げます。
そこでサミングしてやれば
物理的にまったく音をださずに
ルアーを乗せることはできますよね。
それを水の上でもやれれば
魚が釣れるでしょう。
