信用経済のこの時代に、インチキで手にした釣り道具をネットで転売するとか、拾ったルアーをネットで売るとか。
一番損な方法を選択してますよね。
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転売ヤー
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
今回も直接バス釣りとは関係ないので、目を汚すだけの記事かもしれません。ごめんなさい。
ただ、最近あまりにも酷い話が多いので、少しだけ自分の考えをお話させていただきます。なるべく短く切り上げますのでお許しください。
少し前にエバーグリーンの菊元プロが、じゃんけん大会でインチキをしてゲットした商品をネットで転売するヤツの事を記事にされてました。
それについては自分も小さいながら釣り関係のモノ作りを生業にしてるものとして、共感する部分があったんですよね。

そういうヤツの事を転売ヤーと呼ぶらしいですが、まあ目的はお金なんでしょう。本当に悲しいし悔しいでしょうね。
お客さんは何がほしいのか
ちょっと話がズレてしまいますが、ネットで目にした話。
電動ドリルを買いにきたお客さんを接客した店員が、ドリルの性能や値段などを丁寧に説明したところ、どうもお客さんは納得してない様子でした。
そこに出てきた店長が店員に聞きます。
店長 「今のお客さんが何を求めてるかわかるか?」
店員「電動ドリルです」
店長「穴だ」
という話が核心をついていて結構感心してしまったのですが、これって何にでも言える話ですよね(笑。
要は電動ドリルが欲しい訳じゃなく、穴を開けたいというのがお客様の希望だというお話です。
使いたい、魚が釣りたい
さて、釣り人の欲求、バスアングラーの欲求って魚釣りをする事ですよね。

そこには好きなルアーを投げる事も含まれますし、狙った魚種を釣り上げる事も含まれます。
欲しいロッドやリール、またはルアーをただ買うだけでも楽しいと感じる人もいます(自分も)。
で、お金ってその欲求を満たすための手段ですよね。
だから自分なんかは、欲しい道具が手に入るならお金は持ってなくても良いと思ってしまうタイプです。
釣り道具を買うために必要なのがお金ですから、インチキして釣り道具を手に入れて、それを転売してお金に変えるのって全然理解できない(笑。
拾ったルアー
自分は使った事が無いのですが、去年からネット上などで一気にメジャーになったダヴィンチというルアーがありますよね。
詳しく存じ上げないのであまり適当な事は言えませんが、SNSなどを駆使して、これまでに無い手法でルアーのプロモーションを行っている新興メーカーという印象があります。
仲良くさせてもらっているブログ仲間のサブイズムさんがブログで紹介されてたのを見て知ってました。
そしてリリースした自社のルアーに対してのフォローも迅速で、ユーザーさんがダヴィンチを取り上げたツイートなどをすると、即座に反応してリツイートやコメントをされてるように感じてます。
自分はこれまで使う事が無いと思ってたので、フォロワーさんのTLなどで知ってるだけですが、かなり頻繁に目にしてると思うんですよね。
これってユーザーさんに対するフォローが行き届いてるという事を意味していて、それはファンであるユーザーさんにとって何より嬉しい対応なんじゃないかと思うんです。
そのメーカーさんがテストしてるプロト品があったとして、フィールドでロストしたと思われるプロト品を見つけたらどうしますか?
自分ならソッコーでメーカーさんに連絡して送りますけどね。
エレメンツのルアーで釣り上げた魚をSNS等でアップした場合には、高い確率で制作サイドの方から祝福のコメントがあるように感じます。
つまり値段以上に高い付加価値のあるルアーと言う事が言えますよね。
それをグレーな形で入手しても、喜びが無いんじゃないかと思ってしまいます。 https://t.co/iBmks85UDq
— kakedzuka (カケヅカ) (@kakedukaSS) 2018年2月19日
製作者の本意では無い形で入手したルアーで(しかも紛失したプロト品)、もしも自己記録のサイズが釣れたりしたら、こんなに切ない事は無いですよね。
そこでヤフオクじゃなく、拾ったプロト品を製作者に返却したらどれだけ感謝された事か…。
— kakedzuka (カケヅカ) (@kakedukaSS) 2018年2月19日
誰得
最近この言葉を良く使うのですがw、拾った非買品のプロトルアーを転売して得をするのは誰でしょう?
この時落札した人は絶対後々後悔すると思いますよ。少なくとも自分ならそう思います。
だって釣った魚を思いっきり公に出来ないですから。出どころを追求されて叩かれるか、嘘をつかなくてはいけないですよね。
そして売ってお金を手にした人。まずネコババな訳ですから、心が痛みます。
もしも心が痛まなかったら釣り人では無いと思いますが、それならそれで良いです。でもお金が欲しいならもっと効率よく稼ぐ方法は他に沢山ありますよね(笑。
正直な話、拾ったルアーを自分のものにしてしまう事はあります。でもそれを転売した事はありません。
線引きが難しいですが、そこまで高価ではなく、ショップで普通に買える安価なルアーとか、湖の中に長期間放置されてたルアーは持ち主不在で良いと判断します。
でも、あきらかに高価なルアーや、メーカーでテストしてるであろうプロト品に関しては返却した方が絶対お得です。
そのメーカーからプライスレスなお礼がある可能性が高いからです(笑。
公式のSNSで感謝を伝えられたら、こんなに嬉しい事はないじゃないですか。
それまでのSNS上でのユーザーさんとのやりとりを見てたら、拾ったプロト品をどうするべきかは悩む必要が無いですよね(笑。
さいごに
冒頭に信用経済と書きましたが、今一番大事なものが信用だという事なんですよね。
じゃんけん大会で当たったロッドを使って釣った魚をSNSなどにアップしたら、提供したメーカーさんはレスしてくれるかもしれないですよね。
でもネットで転売されたものだと判ってて落札して、それで釣っても堂々と自慢できないじゃないですか。

同じように、拾ったプロト品がネットで売られていて、仮に落札してそのルアーを持ってても、誰にも自慢出来ません。
ましてや魚を釣っても誰にも言えないですよね。
拾って売った人間も、そこに出品して得たお金で別のタックルやルアーを買って、それで釣った魚も結局グレーな魚じゃないですか。
我々がなんのために釣りをしてるのかを考えた時、最後は何の得にもならない、ただの欲求を満たすためだけな訳ですから、それをモヤモヤする方法で達成しても、全然楽しくないですよね。
子供の頃にお小遣いを貯めて買ったルアーと、インチキで手にしたモノを売ったお金で買ったルアー。
釣れるのはどちらも同じかもしれませんが、自分の気持ちが爆発するのはどっちなのか。
考えればすぐに判る事ですよね。
結局長くなってしまいました。
乱文失礼しました。
