年に1~2台依頼がくるレンタルボートラダーSの修理依頼。
今回も一台修理(もちろん無償)させてもらいましたが、やっぱりフィン部の破損でした。
【ページへのいいねかツイッターフォローしてもらえると毎日最新記事をお届けできます】
無償修理
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
本日は一昨年に購入頂いたレンタルボートラダーSの修理作業をいたしました。
あまり大々的には言ってないのですが、じつはこれまで購入頂いた方に対しては無償で修理を承っております。
一昨年購入頂いたレンタルボートラダーSの修理依頼完了しました。本日中に発送予定です。使用中に水中の障害物にハードヒットしたとの事で、フィンが溶接部から破損してそのまま水没したという案件でした。新しいフィンを溶接しましたので、またガンガン使ってくださいね(^^) pic.twitter.com/vYRzZyoBmX
— kakedzuka (カケヅカ) (@kakedukaSS) 2017年10月2日
ラダーのフィンが破損した事について、誤解を覚悟で言っておきますが、あえて弱く溶接してます。頑丈にし過ぎるとボートがヤバいので。通常の使用で破損の心配は無いと確信してますが、それでも破損した場合は今回のように無償修理を承っておりますのでご安心を(^o^) pic.twitter.com/dzMxBbRltJ
— kakedzuka (カケヅカ) (@kakedukaSS) 2017年10月2日
twitterでも言ってますが、ステンレスラダーって超頑丈なんですが、フィンの部分だけは弱くしてあります、あえてね。
最近レンタルボートでもリヤの取り付け板が弱いものも多く見かけるので、そこは大事にしないと。レンタルボートあってのバスフィッシングですからね。
弱いと言っても強い
レンタルボートラダーの破損は今のところ100%フィン部に集中してますが、これは狙い通り。一番修理しやすく、コストも安い(笑) あえて弱い部分を作る事で修理で長く使ってもらえると言う計算です。それでも数百台作った中のほんの数台ですが(^_^;) pic.twitter.com/LKoS3UbJOJ
— kakedzuka (カケヅカ) (@kakedukaSS) 2017年10月2日
当社のレンタルボートラダーPRO・レンタルボートラダーSに関しては、現在のところ修理は無償ですが、これは逆に壊れないという自信の表れでもあります。
通常の使用においてはまずフィンが破損する事はありません。
ただし、稀にフィンに船の全重量がかかってしまったりして破損する事もあるんですよね。二人乗りで桟橋の下にラダーのフィンが入っていて、同時に二人とも下船すると浮力で一気に船の喫水が上がってしまう、とか。
でもその時にラダーが破損しなかったら、船の方が破損の危険があるので(汗っ。
ここはステンレスの頑丈さが仇になると考えてしまうんですよ。
おまけ
今現在亀山スーパーロコのイタヤマン(板山雅樹氏)にラダーを提供させてもらってるのですが、先日の房総チャプター最終戦の前日プラクティスの時に貴重なご意見を頂きまして。
彼が使ってるのはモーターガイドの109ポンドエレキなのですが、そのエレキで旋回した時にフィンの向きが変わってしまうとの事。
自分は超安全走行派?なので気になった事がなかったのですが、イタヤマンは気になる時があるらしく、どうも改善の余地がありそうだと思ったんですよね。
そこでちょっと思いついた方式で今プロトを作ってます。
これをイタヤマンに渡して、良かったら製品化するかも知れません。
今後のラダー
今回のように修理を受けて、狙い通りな部分を確認できるのは安心なんですし、イタヤマンのように連日湖に浮いてる人から貴重な情報を頂けるのもありがたいです。
そしてマイナーチェンジを繰り返して、より良いものを作っていきたいと思っています。
これが小さいメーカーの最大のメリットですし、作ってても楽しいですからね。
最後になりますが、くれぐれもラダーを落水させないために船とラダーはロープなりワイヤーなりで繋いでおいてくださいね。

サブイズムさんのように最初の釣行で落水という事にならないように(笑。
それでは。
