えー、たまに釣れた時は意気揚々と書きます(笑。
雨絡みの試合だったので今回も写真が少なく動画も無いのですが、スゴくプラクティスが重要だった試合でした。
上位選手の詳細の前に自分の事を書く事をお許しください。(長文になってしまいました)
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目次
思い出は美化される
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
上にも書きましたが、上位選手の詳細はもう少し後になります。
速報記事はこちら
ビデオカメラでコメントは一部始終録画してありますので、勘違いや書き間違いは無いと思います。
むしろ自分の事の方が曖昧で忘れてしまい、時間が経つほど思い出は美化されてしまうので、尾びれが沢山ついた嘘を書いてしまいそうで怖いんですよね(笑。
まあ、釣れる試合の方が少ない自分ですから、こんな時くらいは許してください(笑。
プラクティスらしいプラクティス
さて、今回はハイシーズンでもあり入梅・減水・気温気圧低下という様々なプラスマイナス要素が盛りだくさんの状況という事で、いつも以上に可能性をしっかりと探るべく準備をしてきました。

特に七月のH-1グランプリへのエントリーを考えてる事もあり、ハードルアーでの釣課も欲しいというのが本音です。
そこでこれまで手を付けた事がないルアーやメソッドも自分なりに考えて色々試してみたプラクティスでした。

これは結構真剣にやりまして、フリッピングロッドを持った時間はトータルで2時間無いくらいカバー以外の可能性を探ったプラクティスでした。
その結果、皮肉な事にカバー以外の可能性を完全消去するしかないほどカバーの感触が良いという(笑。
まあ例年の事ではあるのですが、この時期の減水&梅雨入り&回復系の亀山湖は水深のあるカバーが良いんですよ。
もっとも自分の釣りがやや特殊な事も手伝ってるとは思いますが…。
闇なべプラクティス
この日試したルアーやメソッドの数々は後々記事に落としていく予定ですが、ザッと並べますと、
●IMAKATSU:アベンタクローラーRS
●ジャッカル:ガンタレル
●ハンクル:W PROP85
●ハンクル:ジョーダン
●スミス:モッサ(虫系)
●ノリーズ:メタルワサビー(4g/8g/12g)
●自作スモラバ32/1oz
●スワンプミニ ネコリグ
●スタッガーワイド(逆差しバックスライド仕様)
等々
ろくにスキルもないくせに、やたらとルアーやメソッドだけを試しまくりました(笑。
でも、そんな感じで闇なべのような釣りをしていると、何かしらキッカケのようなものは見えてくるんですよね。
とにかく練習の大事さを改めて知る事ができた一日でした。
この日の感じでは表層はとにかく厳しくて、アベンタRSにはチェイスすら確認できませんでしたね。
でもキャストからパタパタアクションまで楽しかったので、引き続き投入して行こうと思います。
自分の中では広く探る必要はないので、このルアーの特性を活かした魚の探し方があるように感じてます。
そしてスタッガーワイドの逆差しはおもしろいと思いましたが、今回は反応を得られませんでした。
この日一番可能性を感じたのはメタルワサビーですが、これに関してはH-1グランプリ終了後にすべてをお話しますね。

いやいや、そんな大したシークレットではありませんからご心配なく(笑。
ただ可能性を探ってる途中だと言う事で、耳に入れたくない方もいるでしょうしね。
それでは肝心のカバーフリップについてプラクティスの内容をお話します。
先端カットのフック
この日はフックの先端をカット、と言うかヤスリで先端部分をそぎ落として物理的にフッキングしないようにしたものを用意しました。

これまでフックを曲げたり無理やり折ったりしたものを使ってましたが、それだとワームに上手く刺さらなかったり、アクションが変わってしまうように感じてたからです。
今回用意したフックは本来のワームの動きを殺す事なく、それでいて意図的にフッキングしないようにする事でバスにルアーを吐き出させやすい仕様になってると思います。
事実この日は相当に深いバイトを何回も取ったのですが、そのすべてで木化けなどする事なく、完全にルアーを吐き出させる事に成功してます。
この日は朝の適当な時間に少しだけカバーを探ってみたのですが、わりとすぐにバイトを確認できました。
湖が1.5mの減水という事で、水深のある沖に張り出しているカバーを狙ったのですが、それは狙い通りにバイトが取れる事を確認して、その後は他の釣りを必死に探る作業に没頭したんですよね。
しかしやってもやってもまったく反応がなく。
チェイスすら確認できずに時間だけが流れていきました。
まあ、心の中にカバーで獲れるという安心感と慢心感があったのかもしれませんが(笑。
試合前日でもあり、早めに上がる予定だったので、午後の残り時間を再度カバーのチェックに充てる事にしました。
するとやはり反応が得られ、中にはグイグイと咥えたルアーを持っていく個体も数匹確認できたんですよ。
その首?の振り方から、小さくはない固体だと感じたんですよね。
明日目論見通りにキャッチできれば3キロあるかな?、とか淡い期待をしてプラクティスを終了しました。
それにしてもグイグイ持っていくバイトに対して、フッキングしないで離させるのも楽しいですね(笑。
ストレスは溜まりますが、それは明日思いっきりフルフッキングする事で解消してやろうと。
そんな感じの前日プラクティスでした。
朝イチのキッカーフィッシュ
たまにあるんですよね、スタート直後にキッカーが入るというパターンが(笑。
この日はまさにそれで、狙いをつけていたカバーから会心のキッカーフィッシュが入ります。

まだスタート後のエレキの引き波の余韻が残る、本当に開始10分くらいでしょうか。
朝イチに入ったのは松下ボート対岸から続くストレッチ、今期試合やプライベートで何回も入っているお気に入りのカバーです。
釣り方のキモはこの後詳しく書きますが、ボートを付けていつものように超接近戦でした。

画像は試合中のどこかのタイミングです(笑。↑
グイっとロッドをもっていかれたので、昨日のストレスを一気に解消するべく迷いのないフルフッキング!
カバーに頭をゴンゴンぶつけながら顔を出した魚はどう見てもデカい。
カバーから引きずり出した後は余裕のファイト、とは行かず、フリッピングロッドなのにネットに手を掛けてる自分がいました(笑。
しかし片手で持ってるロッドでは抑え切れないほどの元気の良さに、ネットを置いて両手でファイト。
そしてロッドのバット部分を片手で持って、もう片方の手で何とかネットイン。
40後半、推定1500gのキッカーでした(測ってないので寸法重量はわからず)。
カバーでこのサイズが釣れると本当にしびれますね。
それが試合本番だとなおさらです。
この一部始終を間近で他の選手も見ていた事でしょう。
これがスタート直後のキッカーを獲る快感ですね(失礼)。
二本目のキロフィッシュから遠いリミット
この日は目星をつけていたカバーをひたすらローテーションする作戦でした。
実際試合当日は簡単な状況ではなく、チビなら沢山釣れるといっても自分にはそのスキルも無い訳で。
まあそれを釣ってもポイントにはならない訳ですし、大好きな時期なので得意な釣りで結果をだせる少ないチャンスだと思ってやりきる計画でした(いつもか…)。
他のスポットを回るもバイトが無く、また一本目を釣ったカバーに戻ってきて数投目、再びグイっともっていかれたので、フルフッキング。
二本目も中々良い魚で、キロは確実にあるヤツでした。

この様子もすぐとなりで選手の方に見られてましたね(笑。
ちなみにその方は一本目の魚を釣ったところも見ててくれたようでした(笑。
この時点で推定2500g前後あると確信してました。
しかもまだ二本なので、もう一本キロフィッシュを入れて3500に乗せればお立ち台あるぞ、と。
もしかして一番高いところも…、などと妄想してしまいましたが、三本目が遠かった(笑。
そこから駈けずりまわりましたが、昨日バイトだけ取ったスポットからは反応が全く無く。
「今日はダメだから明日遊ぼうね」って約束してたのに…(笑。
これが試合のプレッシャーというヤツでしょうか(汗っ。
大きな500gフィッシュ
三本目を取ったのはこの日何度も入りなおしてるスポットでした。
亀山水産センターの桟橋から本湖に向かってのストレッチの少し張り出しているカバー。

入るたびにアプローチを変えて、その何回目だったかにコツンとショートバイト。
体が勝手に反応して、これまでとは明らかに違う軽さ(笑。
フルでフッキングしたら水面まで飛んできて、あっけなく船の上に抜きあがったのは推定500gほどのカワイイサイズでした。
でも三本目という事で、ウエイト的には丸々プラスですから。
これは大きな一本になりました。
結果的にこの日はこれを最後にキャッチする事はできずにストップフィッシィング。
天候が回復するにつれてバイトが小さくなり、うまくアジャストできずにカツカツの三本で終了となってしまいました。
3035gの6位
それでも何とか3キロは超えたので、もしかして久しぶりのお立ち台あるかな?と期待したのですが、上にきっちり五人いたのでダメでした(笑。
最終成績は6位と、ウエイトは悪くなかったのですが、周りが凄すぎましたね。

自分の上二人とは数十グラム差でしたが、7位の人とは200グラム近く空いたので、先頭集団の最下位といった感じでしょうか。

このへんが勝負弱いというか(笑。
外してもきっちり最低限のウエイトを釣ってくる強豪選手はさすがですが、一発勝負をした上でこの結果の自分はやはりまだまだ足りないですね。
しかしながら、3キロというボーダーラインを超えられた事は素直に喜びたいと思います。

そう考えると最後に搾り出した一匹はやはり大きかったな、と。
この日の釣り方
いつものようにカバー撃ちですが、それでも少しずつ撃ちかたにバリエーションはつけてるんですよ(笑。
この日はいくつかメインとしていたスポットで釣れない場所もあったのですが、基本は岸べったりです。
自分が岸べったりに船をつけて、沖に向かってフリップしてましたね。
まあ、目に入ってた方も多かったかもしれませんが。
減水した湖はリザーバーに限らず、岸には良い魚がいなくなるというのがセオリーですよね。
そうでなくても岸際のカバーに大きい魚はいない、と言うのが自分の持論です。
そして試合のプレッシャー(沖を高速走行で走る船が普段より増える)と天候(気温低下と曇天)で魚が深いと予想しました。
その魚を上まで呼んでやってバイトさせるのが自分の釣りなのですが、この日なさらに深いと予想したので、水中に沈んだブッシュにテキサスを提灯でシェイクする方法にした訳です。

水面に出ているブッシュやオーバーハングの場合、あまり深くまで沈めると掛けた魚をカバーから出し切れない場合も多いです。
なので水面近くまで呼んでやってバイトさせる訳ですが、この日はそこまで出てきてくれないだろう、と。
でも沈めたら獲れない確立が上がるので、最初から水中に沈んでるブッシュにラインを持たせる事にした訳ですね。
これなら深いところで食っても魚を出せますから。
まあ、エラそうに言ってますが、カツカツでしたけど(笑。
この日は超クリアだったので2~3mに沈んでいるブッシュが目視できたんですよね。
それを確認した上で、船を岸にベタ付けして沖にフリップするという釣りでした。
プラクティスでは良い感触だったんですけどね(笑。
使ったタックルは以下です
タックルデータ①

ロッド:旧TD バトラーリミテッド ハリアー80
リール:Daiwa17タトゥーラSV TW8.1L
タックルデータ②

SHIMANO EXPRIDE 1711XH
SHIMANO16メタニウムXG
ライン:アプロードGT-R ULTRA
シンカーストッパー:アクティブL
ルアー:モコリークロー(ブラック/ブルーフレーク)
ビーズ:手芸店で買ったもの
フック:DECOY キロフックハイパー1
この日は伝家の宝刀、Fエスケープリトルツインには反応が無く。
最近もっぱらモコリークローがお気に入りです。
まあ、やり切れてないだけかもしれませんが。
試合ほどのプレッシャーでなければ反応すると思いますので、良かったら試してみてください。
キモはまあまあロングシェイクする事ですよ。
魚を下から呼び出すイメージですね。
そんな試合でした。
おわります。
亀山湖と房総チャプターのルールに関する記事
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