ちょっと遅くなってしまいましたが、先日6月14日に開催された房総チャプター第3戦の模様と上位選手の釣り方などを紹介したいと思います。
今回はめずらしく自分も3キロオーバー釣れたので、そっちの詳細を先に書いてしまいました(笑。
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目次
気温低下で上流から魚が消えた!?
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
毎試合の事なんですが、折木沢の上流がどのくらいのポテンシャルがあるのかがキーになるんですよね。
もしも折木沢上流に勝てる魚が集中していたら、サイトマスター組には太刀打ちできませんから(笑。
それが今回は1.5mの減水に加えて連日気温が低下した事で、日に日に上流のポテンシャルは下がってたようです。
それに対して本湖は安定した状況だったように感じました。
全体的に500gから600gは良く釣れるという事は速報記事でもお伝えした通りです。
そして翌日の試合本番では天候が回復傾向にあるという予報でした。
自分は勘違いして、前日と同じような天候だと思い込んでしまいましたが(汗っ。
これが後々大きく影響する訳ですが、前日の時点ではまったく想像もしてませんでした。
肌寒い中試合開始
朝の気温17~18度となってましたが、体感ではもっと寒く感じましたね。

自分は前日に引き続き下は防寒着を着用しました。
上は普通のレインウエアで挑みましたが、朝イチはそれだとチョッと寒いくらいでした。
朝のミーティングが終わり、スタートする頃には霧雨のようなぽつぽつ降ってるような感じで、ほとんどの選手がレインウエアを着ていたのではないでしょうか。

そんなスタート直後に自分は良い魚を入れる事ができたのですが、昼頃に回復するという予報を待ってる選手も多くいたのかもしれません。

自分は基本的に前日と同じような天気の朝に良い魚を入れられたのが奏功しましたが、でも昼前に本当に回復した天候にアジャストできなかったのが痛かったですね。
そんな大会でしたが、上位選手はどのように魚を手にしたのでしょうか。
それでは釣り方やルアーなどを確認していきましょう。
お立ち台獲得選手
優勝:北川政勝選手

エリア:折木沢上流、亀山大橋、藤林対岸道路跡
ルアー:スワンプJr、スワンプミニ(リンタロウカラーのノーシンカー)
釣り方:サイト、ブッシュカバー打ち
ひと言:いつもお世話になっている皆さん、ありがとうございます。
優勝の北川選手ですが、1人別次元のウエイトでした(汗っ。
なんと58cm二本を含めてトータル5865gという驚愕のウエイト!?
その両方ともまったく同じスポットのブッシュで獲ったとの事です。
折木沢上流の途中まで上りながら、途中竹やぶのブッシュなどで釣れるもサイズが良くなく下りる事を決断。
そこから前日プラクティスの際に見つけていた藤林対岸の通称道路跡のスーパービッグに口を使わせる事に成功、
この時の時間帯は日差しがでてから30分くらいとの事ですので、おそらく昼過ぎくらいでしょうか。
釣り方はPEの0.8号に1号のリーダーを組んだスワンプジュニア(縦刺し)ノーシンカーを投げるもアワセた後にブレイク。
その後リグり直してる時にカバーに同じと思われる魚が付いてるのを発見して、岩盤に当てて落としたところ食ったとの事です。
それが一本目の58cm/2500g。
その魚を釣った後に手が震えてる最中、ふと同じカバーに目をやると同じサイズが入ってたと言うミラクル(汗っ。
(そのコメントに対してギャラリーから激しいツッコミが(笑。)
その魚に対しては、ご本人曰く「さすがに同じものを投げてもダメだと思った」らしく、いつもサイトに使っているPE0.2にスワンプミニをダメ元で投げたところ、魚がワームと一緒に見えなくなったタイミングでロッドがグッと入ったとの事。
その魚が二本目の58cm、2940gとの事でした。
それにしてもまったく同じ場所から58cmを立て続けに2本釣るとは、すごいミラクルです。
これは真似したくてもできそうにないですよね(笑。
おそらく房総チャプターレコードであろうスーパーウエイトでの優勝おめでとうございます。
今回はバタバタしてしまい、ご本人に直接お話を伺う事ができなかったのですが、機会を見てお話できればと思っております。
2位:加藤裕司選手

エリア:広瀬、川面台、医院下
ルアー:ジャバロンエコ140、三原虫(ノーシンカー)
釣り方:ただ巻き、サイト
ひと言:ブロック権利取れて良かったです。
加藤選手のウエイトは3790gと普通なら優勝していても全然おかしくない凄いウエイトでしたが、今回はトップが凄すぎましたね(汗っ。
朝に笹川に向かう選手が少ない事を確認してその上流に向かい、広瀬を折り返した側のストレッチの風裏になってるところでジャバロンでキロチョイをまず一本。
その後もどってきて川面エリアでスーパービッグ(推定ロクマル)を確認。
何を投げても食わない中、最後は三原虫を投げたところ、ロクマルの下から49cm/1600gが食ってきたとの事(笑。
その後医院下方面に向かう途中で投げていたジャバロンが引っかかったのを獲りにいったところ、5mくらい横にキロフィッシュを確認。
その魚を三原虫で食わせたという事です。
今回印象的だったのは500g以下の魚を決してライブウェルに入れないという、勝つことしか考えない強気な姿勢を強調されてた事ですね。
やはり上位にいく選手は強い意思を持ってるんですね。
自分が15g差でお立ち台に届かなかったのはそういう部分が足りないのかもしれません。
加藤選手おめでとうございます。
3位:伊奈正宏選手

エリア:折木沢
ルアー:ドライブクローラー5.5inネコリグ(1/16oz)
釣り方:崩落、岩盤、立木(2m~3mレンジのフォール)
ひと言:皆様お疲れさまでした。次戦も頑張ります。
この方のウエイトは3335gですが、その中の一本が56cmのスーパービッグフィッシュでした。
その一本が約2200gと言う事で、今回のウエイトの大部分はそのスーパーキッカーが稼いでくれたものだったようです。(汗っ。
エリアは押し切り沢の橋を越えて二つ目のベンドしたところの崩落。
そこでエンジン製バックスライド系ワームで5、600gを一本。
その後スワンプのネコリグで再び5、600gを一本。
そして一本目が釣れた場所に時間をおいて入り直したタイミングでブッシュにドライブクローラー5.5inネコリグ(1/16oz)を入れたところ、3mくらい沈めたところで釣れたヤツが56cmのスーパーキッカーとの事。
この魚を獲ったタックルはスピニングで、なんとPE0.3号にリーダー1.5号との事(汗っ。
ブッシュの中で掛けたそうですが、ご本人曰く「たまたま手前に走ってきてくれたので…」と謙遜されてました。
総キャッチ数は6~7本と言う事でした。
それにしても勝負強いです。
伊奈選手おめでとうございます。
4位:大塚高志選手

エリア:ホテル下、林道下、藤林
ルアー:ドライブクローラー3.5(ノーシンカー)、イモグラブ(ノーシンカー)、
ドライブシュリンプ3in 1.8g D.S
釣り方:立木、サイト、フォール(2mレンジ)
ひと言:O.S.P様、バレーヒル様、SITE51様、PCP様、ありがとうございます。
この方とは前日に湖上で少しお話させてもらったのですが、その時は厳しいと仰ってたんですけどね(笑。
相変わらず状況にアジャストするスキルが高い選手です。
今回は前日にホテル下ワンドに800から1300クラスのスクールを確認していたそうで、朝イチはそれを狙いに行ったそうです。
しかし一般の先行者がいたため、横の流れ込みにいた1200g×4本を狙うも口を使わず、その近くにいた900gに口を使わせてまず一本。
その後は魚が刺してこないので、一段落ちたところにイモグラブをフォールさせてボトムでステイさせて800gの魚を二本入れたそうです。
そしてその後藤林の窪みっぽいワンドで、前日に上がってくるバス(1300~1400g)を見つけてたので、それを釣って今回のウエイトにしたとの事。
総キャッチ数はやはり6~7本という事でした。
厳しいと言いながらも3キロを超えてくるあたり、やはり試合巧者ですね。
これで年間ランキングもトップに躍り出た格好です。
大塚選手おめでとうございます。
5位:出石恵三選手

エリア:押切沢入口、つばきもと~亀山大橋間の立木
ルアー:1/32ozスモラバ+エグジグトレーラー(スモーク系)
釣り方:フォール&スイミング(2mレンジ)
ひと言:久しぶりのお立ちでうれしいです!!
この方もお立ち台の常連で、去年の同時期もお立ち台に立ってる選手です。
この日は朝イチ笹川入り口岩盤のフィーディングをスタッガーオリジナル2インチにネイルシンカー(1/64oz)を入れて、フィーディングを直接ではなく、岬に投げてから2~3m落としてヘコヘコさせて狙うやり方で500g~700gフィッシュを8本くらい釣ったとの事。
それが朝の一時間くらいの事らしいです(汗っ。
その後は本湖の立ち木をひたすらランガンしたとの事。
キープしたサイズは三本ともキロくらいだったそうで、押し切り沢の橋をくぐってすぐの立ち木と、その先の馬の背の先の立ち木、そして野村ボートの先の橋をくぐって最初にある立ち木で獲ったそうです。
最後の野村ボートの先の立ち木はかなり沖にある立ち木を狙ったらしく、ルアーは自作の1/32ozスモラバエグジグトレーラーとの事。
日が出てきた昼前頃からデカいサイズの反応がなくなってしまったとの事ですが、そこまでの立ち木ランガンで10本以上をキャッチされたそうです。
釣り方はフォールさせた後にに途中でスイミングに帰るメソッド?との事。
立ち木の向こうに投げると食わせた後に立ち木に絡んでしまうので、タイトにキャストしてフォールさせるのがキモだったそうです。
この方も日が出る前に勝負を決めた感じですね。
それにしても良く釣る方です。
出石選手おめでとうございます。
おわりに
今回は自分も好きな時期だったので何とかお立ち台に呼ばれたかったのですが、あと一歩届かずでした。
試合中に変わる天候を見方に付けられた選手、変わる前に勝負を決めた選手、その両方にアジャストできた選手がそれぞれいたようですが、自分はアジャストできずでした。
しかし今年もこの時期に3キロ釣れた事は自信になりましたし、毎年いろんな選手の話が聞けて本当に勉強になります。
これが後から情報だけを聞いてたら、全然違うと思うんですよね。
実際に自分が参加した大会で、自分が体感する事でレベルアップできますから、興味のある方はスポット参戦でも良いので房総チャプターに参加を検討してみてはいかがでしょうか。
超ハイレベルですが、雰囲気はピリピリしてる訳ではないので、誰でも楽しめると思いますよ。
そんな参戦レポートでした。
おわります。
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