【TIG溶接】ステンレス製レンタルボートラダーが頑丈な訳

ステンレス製のレンタルボートラダーがなぜ頑丈なのか、について書いた記事を焼きなおしました。

 

元々自分は溶接屋だったので、その事について書いておきます。

 

過去記事のリライトになります。改めてTIG溶接についてお話します

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ステンレスとTIG溶接

 

みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。

 

これまでステンレスラダーについて書いてきましたが、その中に出てくる溶接について説明しておきたく、過去記事をほじくりだしてリライトを試みております(笑。

 

20150416_140646

 

さて、KAKEDZUKA DESIGN WORKSのオリジナルボートラダーはオールステンレス(一部樹脂とジュラルミン)ですが、その溶接方法はTIG溶接というものです。

 

良く火花がバチバチと飛び散ってる映像がありますが、あれは電気溶接、通称半自動溶接とも言いますが主に鉄同士の溶接に適しているとされてます。

weld-hot-soldering-radio-welder-73833

http://kakedzuka.com/2016/01/post-2203/

 

しかし、ステンレスには半自動溶接よりもTIG溶接の方が合っています。

 

その理由などをここで説明していると大変な長文になってしまうので割愛しますがとにかくステンレスの溶接といえばTIG溶接というのが業界の常識ですね。

ここでTIG溶接について、そのメリットを書いておきましょう。

 

まず基本的にどんな金属でも熱を入れると酸化します。

 

これはステンレスも例外ではなく、溶接をする事で(じつはしなくても)酸素と結合するんですね。

 

で、鉄の場合は酸化する事をサビる、と表現しますが、ステンレスの場合は違う表現になるんです。

 

JIS用語SUS304

ステン=錆び

レス=ない

ステンレス=錆びない、と良く言われますが正式な語源なのかは不明です。

 

しかし厳密には、ステンレスも表面に酸化皮膜はできます。

 

しかも瞬時にできるのですが、これが鉄などと違って耐食性があるのでサビないという言い方になるんですよ。

 

これがもしキズが入ったり、凹んだりしても、その面にまた瞬時に酸化皮膜ができるので、結果的に錆びないという事になるんですね。

 

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アルミとステンレス

 

レンタルボートパーツにはアルミのパーツも多くありますが、淡水での使用に限られます。

 

リールパーツのようなものならそれほど問題ないですが、ラダーのように道具としてガンガン使い倒すものとしてはアルミの表面処理に使われているアルマイト加工がはがれてくると腐食の原因になるんですよね。

 

鉄ではソッコーで錆び始めますし、真鍮も水に浸かりっぱなしでは腐食します。

 

まあ真鍮は材料も高いし溶接も銀を使わないとダメなのでどのみち実用的ではないですね。

 

ボートパーツ最強素材はチタンだとお話しましたが、材料費と加工の難易度を考えるとこれまた非常に難しい問題があります。

 

ここはやはりステンレス・SUS304最強説を強く推します。

 

ステンレスボートパーツも錆びる

 

上にも書きましたが、ステンレスといっても錆びる事は錆びるんですよ。

 

しかしステンレスの場合、錆びるのと腐食するのは別の意味を持つんですね。

 

20150413_145232

上の画像はステンレス板にステンレスボルトTIG溶接したものです。

 

表面処理は一切してません。

 

特にシールドをした訳でもありません。

 

20150413_142151

 

最近溶接前には端材などで練習します。

 

かなりウデを落としてるので自分自身に暖気運転が必要なのですね。

 

普通の人ははこんな感じになります。

 

これでもまあギリ合格ラインかもですが、自分的には余裕でアウトですね。

 

でも、じつは上の二つの画像はまったく同じ条件で溶接したものです。

 

そこは技術の問題なのですが、焦げがない方がキレイなだけではなく溶接強度にも影響がでます。

 

もちろん焦げてない方が強度があります。

 

(電圧を下げてガスをアホほど出せば焦がさずできるかもしれませんが肝心の強度が落ちたのでは本末転倒)

 

そしてステンレスは同じ箇所に熱や衝撃を加えすぎると腐食することがあります。

 

つまりコゲコゲにすると強度と耐食性が低下するという訳です。

 

チョッとマニアックな話しになってしまいましたがついてきて頂けたでしょうか?(笑)

 

要はしっかり溶接されたボートラダーは強度と耐食性に優れた良いものだという事ですね。

 

無理やりまとめてみました…。

 

ラダーとレンタルボートについての関連記事はこちら

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かけづか
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本名 欠塚実(カケヅカミノル) 46歳 既婚 子供三人の父親 東京都足立区在住 ホームレイクは亀山湖 現在チャプター房総に参戦中 仕事は主にリールパーツの切削加工 弱小ブランドKAKEDZUKA DESIGN WORKS代表