釣り道具はなぜ高いのか、というお話

今現在市場に出ている釣り道具って高価なものが多いですよね。

 

バスフィッシング用のロッドでは10万円超えのものもめずらしくなくなってきました。

 

これの原価はおそらく定価よりも相当安いと思われるのですが、なぜ末端価格はそこまで高騰してしまうのでしょうか。

 

ものづくりを生業としてる立場から、自分的な見解をお話させていただきます。

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一番高いのは人件費

 

みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。

 

釣りをしているとドンドン釣り道具が増えてしまいますよね。

 

で、一通り持ってるのに、さらに新しいのが欲しくなってしまったり(笑。

 

でも、欲しいものを片っ端から買ってたら、お金がいくらあっても足りないですよね。

 

お金

 

なぜ釣り道具はこんなに高いのでしょうか。

 

まあこれは釣り道具に限った話ではないですが、モノの値段というのはほとんどが人件費ですよね。

 

例えば安いロッドと高いロッドで何が一番違うのか?、と聞かれたら、おそらくテストの期間とか、開発や製造に関わった人の多さという事になると思いますよ。

 

あとはパテントとか意匠の問題。

 

これも広い意味で人が関わった事により発生する原価以外の金額ですよね。

 

誤解を恐れずに言うと、モノの値段はすべて人件費という事です。

 

人の手

 

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材料の原価

 

では人件費以外の元手は一切かかってないのか、というと、そんな事はないでいんですけどね。

 

もちろん原材料費というものも価格に含まれる訳です。

 

で、それが高いものならその分価格に跳ね返ってくる訳ですね。

 

ただし、例えば何トンカーボンだから高い、とか言う単純な事でもないように感じます。

 

謳い文句と実際の材料は違う事も多いと思われるんですよね。

 

同じカーボンやレアメタルと呼ばれるものでも、仕入れルートや原産国によって単価は違ってきます。

 

レアメタル

 

それをどのルートで仕入れるのかで末端の価格は違ってくるんですよね。

 

例えば仮に、まったく性能の同じロッドが種類あって、材料の仕入れルートが違えば末端価格は倍も違うものになってしまう可能性もありますから。

 

具体的に言うと、片方は国内産のもの、もう片方は中国製のもの。

 

この場合は当然中国製のものが格段に安い訳です。

 

でも出来上がったものはまったく同じ性能だったりする訳ですよ。

 

ならどこのメーカーも中国産の材料で作れば良いのでは?、と思いますよね。

 

中国

 

それがまた、そう単純な話ではないんですよ(笑。

 

調達の難易度

 

例えば魚探で言うと、アメリカで売ってる魚探を買うと、表示される言語が英語ですよね。

 

これを日本語表示させるためには、知識のある人が中身をイジって変えてやってる訳ですよ。

 

この手間の分が価格に乗っかってるという事ですよね

 

でも、その作業には釣りのわかる人でないと難しい部分もあるでしょう。

 

日本語版の取り説も作成する必要があるでしょうし。

 

ただ英語を翻訳できるというだけではなく、魚探の知識と釣りの知識と、そこに翻訳のスキルがある人でないと成立しない訳です。

 

翻訳

 

これはロッドも同じで、例えば中国で大量生産すれば国内産のものと変わらないクオリティーで作れるでしょうけど、管理が大変な分、結局人件費はかかってしまう訳です。

 

材料の調達や加工工場さえ確保できればよい、というものではないでしょう。

 

なら流通の行き届いた国内で、確実なルートで材料を調達して、割高でも小ロットに対応してくれる国内工場で作るのと天秤にかける事になるかと思います。

 

加工の難易度と不良率

 

国産の良いところは間違いが極端に少ないところです。

 

これはいろんな意味でそうなんですが、まず検品体制が整ってるんですよね。

 

加工には不良がつきものですが、それを検品するのも人なんですよ。

 

検品

 

結局クオリティーの高い商品というのは、その品質が均一であるという事が大事なんですよね。

 

つまりアタリハズレがあってはいけないんですよ。

 

リールはまだ検品をシステム化できそうですが、ロッドは難しいでしょうね。

 

完全にボツなものは良いんですが、微妙なものをボツにするか、正規品と同じに扱うかは非常に、非常に難しい部分なんですよ(汗っ。

 

正規品とすればお金になりますが、ボツにすればただのゴミ。

 

でも長い目で見ると、製品に波があればユーザーさんにはわかってしまいますから。

 

それが悪い評判を呼んで、結局その製品、ひいてはメーカーごと評価を下げることになります。

 

なので、微妙にダメなものも徹底してハネる事が大切なんですよね(泣。

 

ほとんど正規品と変わらないB品を廃棄する時は、マジで泣けますから。

 

悲しい

 

すいません、途中から感情移入しすぎてしまいました(汗っ。

 

売れ筋

 

ものづくりをする上で在庫の管理は重要な問題です。

 

はっきり言って売れないものをいくら作ってもお金にはならないんですよね。

 

でも作る前に売れるかどうかの判断は難しいものがあって、売ってみなければわからない訳ですから、どのくらい在庫を作るのかはいつも勝負な訳です(笑。

 

まあ基本的には少なく作って、売れたら増産するのが普通ですよね。

 

でも、そうなると単価は高く設定する事になってしまいます。

 

安く売るためには沢山作る必要があるんですが、もしも見込み違いで在庫を抱えてしまうと、小さい会社は経営の危機におちいりますからね(汗っ。

 

この問題はいつも悩みます。

 

苦しい

 

予約生産という手もあるんですが、そこでも顧客管理や入金管理で人件費が発生します。

 

結局ここでも人件費がのしかかってくるんですよね(苦笑。

 

モノの価値は目に見えない事

 

今回は愚痴に近い記事になってしまいました(笑。

 

でもものづくりの現場って、概ねそんな感じなんですよ。

 

お店で売られてる状態のものを見て、お客さんに高いと思われるか安いと思われるかは出してみないとわからないんですよね。

 

そのへんはブログの記事に似てるかもしれなくて、なんでこの記事が!?、というのが読まれたりするんですよね。

 

なので釣り道具も沢山種類を作って、とにかく出してみないとわからないと思うんですよ。

 

でも一つの商品を作るには、沢山のボツを乗り越えてきたので、その分は乗せないと成立しないという事だけはご理解いただきたいんです。

 

たまたま簡単に作ったものがヒットするかもしれませんが、それまでに他の製品に使った時間とお金と労力は、そのヒットだけでは全然取り戻せないんですよね。

 

釣り道具というのは魚を釣るためのものですから、本来見た目やカタログスペックだけでは判断できないはずなんですよ。

 

でも、そこに見えない人の手がかかってるので、少しでもその事をわかってもらいたいんでしょうね。

 

もしもあなたが釣具店などで、値段的におかしいと思ったら、そこには見えない人の手が掛かってるんだろう、と思ってもらえれば幸いです。

 

ただし、買う価値があるかどうかは別の問題です。

 

お金を払う人が一番エラいので、その判断はシビアであるべきですからね(笑。

 

かけづか
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本名 欠塚実(カケヅカミノル) 46歳 既婚 子供三人の父親 東京都足立区在住 ホームレイクは亀山湖 現在チャプター房総に参戦中 仕事は主にリールパーツの切削加工 弱小ブランドKAKEDZUKA DESIGN WORKS代表