先日のJBジャパンスーパーバスクラシックで
今シーズンの主要な大会はすべて終了
ですね。
アングラーにとってはこれからオフシーズン
に入っていく訳ですが、バスプロの方や、
メーカー関係者はこれからが本当に忙しい
時期に突入するんですよ(笑。
年明けの大型展示会ラッシュ、いわゆる
フィッシングショーに向けた準備が最も
あわただしくなく時期なんですよね。
まあ自分のような弱小メーカーにはあまり
関係ない話なんですが、それでも製品
開発は忙しくなります。
そんな中、また新規パーツを設計を始め
たので、今回はその工程を追ってみようか
と思います。
ジュラルミン削りだし
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーの
カケヅカ(@kakedukzss)です。
現在新たにリールパーツのデザインを始め
たんですが、今回はスピニングリールの
を作る工程を紹介していこうと思います。
新たに、といってもじつは先行して発売
されているパーツだったりするのですが、
完全リメイクというか。
それまでのものが、あまりにも手が掛かり
過ぎて納期が長すぎるので
価格が高くなりすぎというか
それでやめてしまっていたものを改めて
リメイクするという感じですかね。
まあ、その前のものもデザインは自分が
担当したものだったのですが、削りは
外注さんにお願いしてたんです。
でも当工場にも複合加工ができる自動
旋盤が導入されたので、加工まで可能に
なったんですよ。
ならば、という事でデザインから見直して、
削りまですべて自分でやってしまおうという。
二次元図面まで
設計からデザイン、モデリングから試作
フィッティングまでを一人でやるので
仕事は速いですよ(笑。
↓二次元図面を飛ばしてモデリング(笑。
カラーのサンプリングです↓
↓からの、二次元図面起こし(笑。
普通は順番が逆なんですが、
まあ独学の我流なのでお許しを(笑。
ちなみに二次元CADはAUTO CAD LT
という結構メジャーなソフト。
うちにしてはめずらしいですが、なんと年式は
2013とちょっと古い(笑。
今はライセンス版の2017が最新みたいですね。
データ転送
そんなこんなでアウトラインができたらデータ
をマシンに転送します。
といってもUSBを差し込むだけですけど(笑。
↓パソコンからデータを抜いて
↓マシンに差し替えるだけ
まあ今どきのマシンは簡単で助かります。
昭和のマシニングセンタはRS232という
化石レベルの転送方法でしたから。
というか、今だにパソコンからマシンまで
有線で転送してる(汗っ。
そのうちパソコンの方が
対応できなくなるんだろうな。
さて、きょうあたりから削りにはいれるかな?
どんなのができるかお楽しみに。
