チャプター房総第二戦の前日プラクティスからの本戦スタートまでを前編でお話しました。
今回はトータル2670g、五位の選手と45g差で六位になる訳です。
しかし順位以上に手ごたえを感じた試合でした。
では続きをどうぞ。
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水産センター横のストレッチ
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
では松下ボート桟橋対岸の竹のレイダウンでキーパーギリギリを一本獲ったあとからです。
この時本湖はけっこうな風でした。

後で人に聞いた話しですが、この日水位は上昇していたと言ってました。
しかし自分的にはやや減っているように感じてたんですよね。
鳥居岬に絡むカバーの水深が前日より浅く感じて、これはやはり水を落としているな、と。
前日の雨で、亀山全域で上のダムから放水があり各所から滝になって水が落ちてました。
その影響で、場所によって水位が増えていたり減っていたりしていたのではないかと。
これは本湖の魚が動くのでは?
そう思って、再度鳥居岬のチェックに入るもノーバイト。
普段この岬はかなりベイトが絡むのですが、この日は魚探にまったくベイトが映らない。
ならば、と昨日の段階でベイトが確認できた亀山水産センターの桟橋から鳥居岬方面に続くストレッチ。
もしかしてここが良くなっているかも?という期待を込めてチェックに行きます。時間はこのときで11時。
ライブウェルにはキーパーギリギリが一本のみ。
水産センター桟橋横のカバーは岸に生えてる木を水に向かって切り倒したと思われるエリアです。
亀山湖で言うとけっこうな規模のカバーと言える場所ですが、今日ここでの一級スポットは一箇所だけ。
今の時期は岸よりのカバーは稚バス守りのオスが見えますが強風でサイトはむずかしい。
そこでワンド入り口から桟橋にかけての間にある一番沖に張り出したブッシュカバー。

そこに風がモロに当たってる状況。
いまこの状況で、複雑な要素が絡み合っているスポットだと確信します。
まず、水を落としているなら湖流はダムサイトに向かって流れているはず。
しかし強風が逆の方向に向かって吹いている。
ブッシュカバーの水深はボトムで9m。
自分の仮説では、そのブッシュを軸に水が複雑に動いているのでは?と。風は強まったり弱まったり。
ならば風が強く当たるタイミングで、一番沖側にルアーを落とせば陣取っているいいやつが食ってくるかも。
そしてその仮説にクオリティーフィッシュが答えてくれました。

ブッシュから引きずり出したのは楽勝キロアップの良い魚。
このときわざわざ風の反対に周り込み、風に向かってエレキを踏んでほぼバーチカルにフリップ。
水深が深いので、あまりルアーを沈めずにバスに上まで食いにきてもらう。
食わせた水深はロッド1.5本分くらいの水深でしたね。ざっくり3mくらいでしょうか。
それ以上落とすとブッシュに巻かれて出てこない恐れがありましたので。
あえてピッチングではなくクラッチを切らないフリッピング。
遠くからではなく、ほぼ真上からのアプローチ。
強風を見方につけての会心の一本でした。
場を休ませ再びクオリティーフィッシュ
今日の状況ならまた魚が入ってくる。そんな確信がありました。
ならば今やる事はこのスポットを休ませること。
仮に他の選手が入っても断続的に強風があたるスポットですから。
ライトリグではまともなアプローチはできないでしょう。
かといって風が弱いタイミングでは口を使わないでしょうし。
強風があたるタイミングでここに5/16テキサスをバーチカルに入れ込む選手はいないであろう、と。
どのみちもう時間はない。このスポットにかけることにして一旦離れる。
岸にいる見えバスを狙いながら時間をつぶし、一時間後に再度アタック。
やはり強風があたるタイミング。先ほどと同じように風下から近づいて、ほぼ真上からフリップ。
答えはすぐに返ってきて、こんどはコンディションの良い推定900~。

この二本とも下アゴにガッチリフッキングしていました。食い上げている証拠ですよね。
狙いがはまって見事にリミットメイク。この時午後1時すぎ。
こうなると、ここでもう一本獲ってキーパーギリを入れ替えたい。
しかし帰りの時間を考えるとスポットを休ませる時間は30分程度。
それでも今日は水が動いているから魚も動いているだろう、と。
自分的な感覚ですが、同じスポットから複数の魚を抜く時はバラしてはいけないという決まりがあります(笑。
一回バラすと、それまでがウソのように沈黙するという経験を何どもしてますので。
で、今回は二本とも秒殺で仕留めている。これはもう一本、絶対に出せる!
完全にゾーンに入って、超ポジティブ思考です。30分後再び同じアプローチ。
こうゆうときは何をやってもうまくいきます。大きくはないですが、十分な入れ替えサイズを抜く事に成功。
時計を見ると帰着20分前。あと数投できるけど、タイミング的に連発は無理でしょう。
岸の見えバスをなんとかく狙ってるうちにストップフィッシングになりました。
楽勝で2キロは超えただろうとは思ってましたが、出来すぎの2670g。

でもこの日は順位よりも、その時を釣るという大きな課題を少しだけクリアできたかな、と。
お立ち台は寸止めでしたが、トーナメンターとしてレベルアップできたと思います。
こんな釣りをした後って、成績は正直どうでも良いですよね(笑。
我慢と判断。
今回はめずらしく、トライ&エラーではなくトライ&成功でした。
こんな事があるからバスフィッシングもそしてトーナメントもやめられないですよね。
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トーナメントご苦労様でした!
あと一歩でお立ち台だったんですね~
少し悔しいですね…
でも、他に得られたものも多かったとの事
次戦ではその大切な経験が
必ず反映され結果が出る事と思います!
次のトーナメントは、応援に行こうかな~♪
コメントありがとうございます。正直お立ち台あるかな?と思ってたんですが、寸止めでしたね(笑。 自分的にはキッカーが入らないでこのウエイトは非常にレアなケースです。
アングラーとしてレベルが少し上がりましたね。(たぶん) チャプター房総の開催日に釣りをしてみて一人トーナメントをやるのもおもしろいですよ。自分が何位くらいなのか比べてみたりして。
お疲れ様です(^^ゞ
>>チャプター房総の開催日に釣りをしてみて…
なるほど~ 同日同刻に同条件でトライしてみて
自分が何位なのかと…
面白いです!
私なんかが相当おこがましいですが…でも面白そう(笑)
[…] […]