ジャークベイトで57センチ。これだけ書くと琵琶湖ってすごいね、で終わってしまう話です。
アングラーとしてレベルが高くない時は釣れる釣れないだけで判断してしまいますよね。
それが段々上達していくと、いろんな壁を越えていくうちに釣れ方にこだわるようになっていきます。
そしてある程度のレベルになると、再現性を重視する考え方に自然となっていきますよね。
人が釣った魚を判断するときもそれが再現性のある釣りなのかどうかをみてしまいます。
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ジャークベイトで57cm
みなさんこんにちは、ほぼフリッパーのカケヅカ(@kakedukzss)です。
再現性が高い釣り=狙って獲った魚ということで異存はないでしょう。一本の57センチ。

すべてを物語るその一本。ジャークベイトで獲った57センチです。これを獲るまでのプロセスが凄かった。
魚の大きさにはもちろんビックリしました。それはそのレイクでの間違いないビッグサイズですし。
亀山湖とは10センチの差がある、という話をしましたが、それでいっても47センチはある訳で。
亀山で47センチなら間違いなくトーナメントでキッカーになるビッグサイズです。
そうゆう価値のある魚を再現性の高い釣りで獲るというレベルのアングラー。
そのアングラーのレベルはかなり高いものです。
再現性とは
上にも書きましたが、再現性とはバスフィッシングの核心だと思います。
その一本を獲るためのプロセス。仮説を立てて練習して、実験を繰り返して確証を得る。
その人の中にある確信。自分にしかわからない感覚。
活字だけで表現するのは難しいですが、確かな凄みを感じました。
なぜこんなにも熱く語るのか?それはその魚が有言実行だったからです。

KenDさんには釣れる事がわかっていたんですね。
偶然を釣れる宣言する人はいないでしょう(笑。
予定変更して獲った魚
昨夜あれだけ練りに練った作戦をあっさり切り替えるあたり(笑。よほど確信があったのでしょう。

その釣れ方がカッコ良すぎました。自分にはわからなかったのですが、曇天に湿度?なのか風の向きなのか。水の感じとか濁りの具合とか。
もうそれはハードベイターの感性としかいえない感覚なのでしょう。
突如エリアを変更して、西岸のチャネル絡みのスポットに。

絶対的なジャークベイトのタイミング、と言ってましたね。
そしてあの57センチを獲る訳です。
釣り自体は全然特殊な事はしてるように見えませんでした。
基本的なジャークのリズムで、まあ確かにキッチリ丁寧にはやってるようでしたが。
その時一緒にやってる自分にはまったくその時合いはわかりませんでした。
でも、出てきた魚がすべてを証明してくれてます。
それまで費やした時間
大好きで他のルアーより多くの時間を使っているルアー。誰でもそんなルアーってありますよね。
釣れてるときよりも、むしろ釣れない時ほど多く投げてしまうルアー。
自分にとってはテキサスのカバー打ちです。

それがKenDさんにとってはジャークベイトなのかもしれません。
おそらく圧倒的に時間を使ってるんですよね。
そうでないとあの時合いはわからないでしょう。
まったく他の釣りをしていて、しかも釣れているのに。
いてもたってもいられなくなりそのスポットにいってジャークするという。
そして57センチを釣ってしまうという。

そこまでやった人にしかわからない世界がそこにあるんでしょう。本当に良いものを見せてもらいました。
本気の時間
今回は本当にお世話になったのですが、やはり少し消化不良もありました。
KenDさんの本気の釣りをもう少し見たかったという思いです。
二日目の朝は自分の間合いで釣っていたように見えました。
それでもバックシートに気を遣いながら、という感じでしょう。
これが一人で本気でやってたら、どうなってたんでしょうね。
そう言えば二日間の間、一度も一人でエレキを踏んでないです。
本気の釣りをもっと見たかったですね。
二日間の中でスイッチが入ったのは二日目のジャークベイトの時だけのような気がします。
二日目の朝一に47センチを獲ってますが、それは本気というより、バックシートに初日ほど気を遣ってないだけというか。
めちゃめちゃ真剣モードでもなかったように思えましたけどね。
それよりも、やはりジャークベイトをやりにいったあのタイミングでしょう。
その時の凄みと、掛けた次の瞬間からごめんなさいを連発するギャップ。
釣りが大好きで夢中になって、でも我に帰ってゲストに謝ってしまう。
すごく魅力的な人間だなぁ、と思ってしまいました。

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