これからのリールは軽さを捨てる? もう軽さの追求は意味がないと思う5つの理由

先日のDeeePSTREAMさんの記事にもありましたが、リールはこの先どこまで軽くなるのでしょうか?

 

ものづくりを生業としている者から言わせてもらうと、まだまだ軽くできると思います。

 

まだ軽くできる余地がけっこう残されてますしね。

 

しかしながら、各社(といってもDaiwaとSHIMANO)どこかで、あえて軽さを捨てていくのではないかと勝手に推測してます。

 

これはとくにベイトリールでの話になりますが。

 

その理由を語らせてもらおうと思います。

 

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その1 ここから先はカスタムパーツの領域

 

リールの軽さってフレームが一番関係してると思うんですよ。

 

でも軽くするほど強度がなくなっていくんじゃないですかね?

 

フレームってもう限界超えちゃってますよね。

 

これ以上は強度を犠牲にしていかないと無理でしょう。

 

Free stock photo of fast, speed, racing, speedway

 

それ以外の部分で軽くできるところってどこになるんでしょうね。

 

リールの構造って、たくさんのパーツからできてる訳ですが、軽く出来る部分って決まってるんですよね。

 

でもここから先って、もうメーカーさんは手をつけられないんじゃないでしょうか。

 

例えばカスタムハンドル。

 

エリアトラウトの世界なんかだと、もう怖いくらい軽量化しちゃってますよね。

 

あれってバスフィッシングに使うと確実に壊れるって謳ってますよ。

 

メーカーさんはそんな設定のリールは作れない、というか作っちゃダメですよ。

 

それくらいシビアに作ってあるんですね。

 

強度をだしながら軽くするのってすごい技術がないとダメなんですよ。

 

例えばAvailさんのハンドルとかすごい事になってます。

20151106_165408

でもこれ、大手のメーカーさんがやるにはちょっと怖いですよね。

 

人によって使い方って様々ですから、購入したすべての人に対して完璧に使いやすくはできないですよね。

 

なのでカスタムパーツというジャンルがあるんだと思います。

 

今時のリールはノーマルでもすごく性能が高い、という事を以前書きました。

 

なのでこれから先のカスタムはもうギリギリのところまで追い込む所有者判断の領域になるのではないでしょうか。

 

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その2 ロッドとの相性が悪い

 

今のリールって正直な話、もう十分軽いじゃないですか?

 

どんどん軽くしたら魚が釣れる訳でもないでしょう。

 

もうリールの軽さがロッドの軽さを追い越しちゃって、バランス悪くなっっちゃってますよね。

unbalanced and old

 

 

キャストの精度にも関係してくる事なんですが。

 

ロッドの先端に重さを感じるようなら、もっと重いリールを使うと良いですよ。

 

ロッドの先端を鋭く振り切るとキャストが決まるようになってきますから。

 

これはピッチングでは特に感じますよね。

 

今市場にある最軽量のリールより、グレードがチョッと下のリールの方が使いやすいと感じませんか?

 

結局、強度が確保されてるから重量のあるルアーを投げたときにも安定感があるように感じるんですよね。

 

もう軽い=高いリールは誰も買わなくなるんじゃないかな。

 

中級機種のほうが使い勝手良いですからね。

 

その3 加工が難しく高額になる

 

これも先ほどの話をカブるんですが、カスタムパーツって高額なもの多いですよね。

 

それってすごい技術が必要だからなんですよ。

Willow Billiards - Hoboken-Masters-2012-Saturday-Night-87.jpg

 

加工機械も高いですし、それに使う刃物も高いんですよ。

 

そしてもともと設計図なんかない状態から削っていく訳ですから、時間と労力は相当なものです。

 

日本製の加工機械はすごく精度でますから、良いパーツをつくれます。

 

でも今作り手がいないんですよ。

 

自分で図面を引いて、自分でプログラムできて、自分で機械を動かして削れる人って日本に一人だけじゃないですかね?

 

それがAvail社長の翠川さんなんですけどね。

 

しかも自分でテストまでやっちゃう。

 

少量生産の場合、人がたくさん関わるほどコストがかかってきますよね。

 

大きなメーカーさんがAvailさんと同じパーツを少量作ったら、おそらく値段が数十倍になっちゃいますね。

 

つまりこれ以上軽いリールを作ろうと思うと今以上に高くなってしまうということです。

 

カスタムパーツメーカーをうまく利用してちょっと安めのリールを高いリールと同じくらい金額かけると、もっと良いリールになると思いますね。

 

その4 海外生産では限界がある

 

またまた話はつながるんですが(笑)、海外生産ではクオリティーの高い製品は作れないでしょう。

 

Free stock photo of industry, car, factory, car door

 

大手メーカーさんのリールは、主要な部分は国内生産になってると聞きました。

 

いくら性能の良い機械を持っていても、使う人間の技術がないと良いものは削れません。

 

機械の性能だけに頼ってるとどこのメーカーのリールも同じものになってきちゃいますよ。

 

国産のリールがすばらしいのは規格にない技術で作ってるからだと思います。

 

うちでもNC工作機械をあつかってますが、メーカーのサポートはあまりに突っ込んだ質問には答えてくれません。

 

規格外の事にトライして、見ただけではどうやって作ったのかわからないくらいのものを出して欲しいですよね。

 

その5 新素材が出てこない

 

This picture shows an american astronaut in his space and extravehicular activity suite working outside of a spacecraft. In the background parts of a space shuttle are visible. In the far background of the picture planet earth with it's blue color and white clouds is shown as well as a patch of black space.

 

これはもう根本的な問題です。

 

今もっとも軽い金属がマグネシウムですよね。

 

でもこれって加工がメチャメチャ大変なんです。

 

発火性の危険がある金属なので、設備がすごく大変なんですよ。

 

個人経営レベルではとても無理でしょうね。

 

加工自体が難しいというよりも、加工をする環境をつくるのが大変、というレベル。

 

あとはチタンですが、これも宇宙素材とか言われてますが、加工はすごく大変です。

 

それに軽いといっても、アルミの約倍の比重ですからパーツが劇的に軽くなるもんでもないんですよね。

 

なにか今までに無い、火星あたりにありそうな新素材が出てこないと劇的には軽くならないでしょうね。

 

羽毛と同じ軽さで、チタンの10倍の強度とか。

 

まとめ

 

リールの軽さはこれ以上必要ない、ということで異論ないですね。

 

むしろ重くしてもよいくらいですよ。

 

ロッドはすでに、軽いだけが良い訳じゃない、という事にみんな気づいてるんですから。

 

リールもその方向で考えましょうよ。

 

これから先、ロッドが今の1/10の軽さになってきたらまた軽量化競争を始めれば良いじゃないですか、ねぇ?

 

かけづか
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ABOUTこの記事をかいた人

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本名 欠塚実(カケヅカミノル) 46歳 既婚 子供三人の父親
東京都足立区在住
ホームレイクは亀山湖 現在チャプター房総に参戦中 仕事は主にリールパーツの切削加工 弱小ブランドKAKEDZUKA DESIGN WORKS代表